
- オンライン英会話では効果が出ないと聞いて受けるべきか悩んでいる
- オンライン英会話を受けているがなかなか英語力が上達しない
- オンラン英会話の効果的な活用法を知りたい
本ブログ運営者のゆうです。
自分の好きな場所と時間帯で英語アウトプットの機会を確保できるオンライン英会話は、英語スピーキング力を効果的に鍛えられる学習方法の一つです。
日本の英語教育ではテキストを読んだり音源を聞くなどインプット学習に大半の学習時間を割いているため、英会話レッスンなどアウトプット学習を少し取り入れるだけで、日本人の実践的な英語力は飛躍的に向上します(私自身もその一人です)。
しかし、オンライン英会話の評判をネット検索してみると「上達しない」「効果がない」といったネガティブな関連ワードが表示されるため、本当に英会話レッスンを申し込むべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、間違ったレッスンの受け方をしていてはどれだけ時間をかけても実践的な英語力は身につきません。
本記事では、オンライン英会話で英語力が上達していない人に見られる原因と学習効果を上げるオンラン英会話の活用法を解説します。
オンライン英会話で英語力が上達しない5つの原因

英語基礎力が身についていない
オンライン英会話は既に持っている英語知識を活用して実際に会話をするアウトプット学習の場です。英語の基礎知識が殆どない状態でレッスンを受けても最低限の英会話すらできないため、英会話レッスンの学習効果は期待できません。
日本人の英語学習はインプット学習に偏りがちのため、早い段階からアウトプット学習に取り組み始めることは大切です。しかし、オンライン英会話の効果を出すためには、最低でも中学レベルの単語・文法知識を身につけてください。
レッスン中に発言しない
完璧ではない英語を話すことを恥ずかしいと感じてしまい、レッスン中は殆ど講師の話を聞くだけの座学状態になっている人も多いのではないでしょうか。
講師もプロなので受講生があまり話さなくてもなんとか会話を成立させてくれますが、講師の質問に端的に回答するだけで済ませていては、折角の貴重なアウトプット学習の場が台無しです。オンライン英会話でスピーキング力を上達させたいのであれば、多少の単語・文法ミスを気にせずに積極的に英語を話す心構えを持ってください。
レッスン後に復習していない
英会話レッスンは講師との会話を通じて、新しい英語表現を覚えたり自分が苦手な言い回しを認識できる貴重なインプット学習の機会でもあります。新しく覚えた英語知識を次回レッスンで使ってみる「インプット→アウトプット」の学習サイクルを繰り返すことで、実践で使える英語表現や言い回しのストックが積み上がり、自然と英語が話せるようになるわけです。
レッスン後の復習を疎かにするとインプット不足から質の高いアウトプット学習につながらず、英会話レッスンを続けていても英語力は上達しません。レッスン受講から復習までがオンライン英会話の学習プログラムという認識を持ちましょう。
レッスン頻度が少ない
短期間で英語力を伸ばすためには、英語学習の質だけでなく量も意識する必要があります。レッスン中に積極的に発言して復習も念入りに取り組んでも、レッスン間隔を1週間以上開けてしまうと折角覚えた英語知識をほとんど忘れてしまい、オンライン英会話の学習効率が著しく下かります。
特に英会話レッスンを始めたばかりの頃は、そもそも英語で話す行為に慣れていないものです。無計画にレッスン回数を増やすべきではありませんが、なるべく英語で話す機会は多く確保するよう心がけましょう。
自分に合った講師を選んでいない
オンライン英会話で英語力が上達していない人の中には、講師選びの時点で失敗している人も少なくありません。
オンライン英会話では、レッスン希望時間に受講可能な講師の中から一人を選ぶことになります。このとき毎回適当に講師を選んでしまうと、レッスンの度に自己紹介や学習目的の説明などテンプレート的な会話に貴重なレッスン時間を費やしてしまいます。
また、英会話レッスンと言えばネイティブ講師と直感的に考えてしまう人も多いですが、英語学習初心者であれば、英語を話せない悩みを理解してくれる非ネイティブ講師の方が学習効率が上がるかもしれません。
オンライン英会話の学習効果を上げる5つの活用法

事前に英語基礎力を身につける
英会話レッスンの目的は既に習得している英語知識を実際の会話で使いこなせるようにすること。レッスンを通じて新しい英語知識を身につけることもできますが、オンライン英会話を始める時点で一定の英語基礎力を身につけておけば、初回レッスンから質の高いアウトプット学習を期待できます。
英語基礎力の目安として、英単語帳と英文法書をそれぞれ1冊用意して取り組んでください。1冊分の英単語・英文法知識があれば、レッスン講師との基礎的な英会話は十分可能になります。
また、スピーキング基礎力を習得しておくと講師との会話の幅を一層広げることができます。私も実践していた瞬間英作文トレーニングは、自宅にいながら独学でスピーキング基礎力を習得できるおすすめ学習法です。余力がある人は、英単語・英文法学習と併せて実践してみてください。
話す内容を書き出しておく
レッスン中の積極的な発言が重要だと理解していても、英会話レッスンを受け始めた時点で何の準備もなく英語を話せる人は多くありません。英語で話す行為に慣れないうちは、前もって講師と話したい内容の要点を整理して書き出しておきましょう。
英語初心者が英語を話せない原因の一つは、頭の中で話したい内容を考えつつ並行して英訳する負荷が大きいためです。発言内容を一言一句書き留める必要はありませんが、話題に関連する頻出用語や特に伝えたいメッセージを事前に書き出しておくだけでも、英語を話す負荷を十分に軽減できます。
例えば「なぜ英会話レッスンを受講しているのか」という話題であれば、以下のようなメモを作れるでしょう。
- 用語:発音矯正=accent reduction、
- 理由:my colleague felt difficulty in understanding what I said due to my accent.
- 質問:I would like you to let me know where you also feel difficulty through our conversation.
但し、英会話レッスンはあくまで講師との会話の場です。目線を伏せてメモばかり見ないように注意してください。
自分が苦手な英語表現を把握する
レッスン後の復習時間を活用して、講師との会話の中で上手く話せなかった苦手な英語表現を把握・整理しましょう。
知っているはずの文法知識や言い回しなのに実際に話そうすると上手く口から出てこない経験は、英語学習者であれば身に覚えがあるでしょう。一つひとつの英語表現を「知っているだけ」ではなく「使いこなせる」ようにしなければ、どれだけ知識を増やしても一向に英語を話せるようにはなりません。
自分が使いこなせない苦手な英語表現を理解して意識的に講師との会話で多用することで、自分が話せる英語の幅がぐんと広がるはずです。
週3回以上レッスンを受ける
オンライン英会話の学習効果を高めるために、早朝時間など活用しつつ平日もレッスンを受けるようにしましょう。最低でもレッスン間隔を2日以上開けない頻度(週3回以上)は維持してください。
仕事で忙しい社会人にとって、平日に英会話レッスンの時間を確保するのは容易ではありません。しかし、週末レッスンだけだとレッスン間隔が開き過ぎて学習効率が落ちてしまうため、あまりおすすめできません。
なお、時間に余裕がある人は毎日レッスンを受けることをおすすめします。学習負荷は高くなりますが、その分英語を話せるようになる時間も短縮できるはずです。
非ネイティブ講師を有効活用する
英会話レッスンの講師といえばネイティブ講師を想像する人が多いですが、非ネイティブ講師をうまく活用するもの学習効果を高める上で重要なポイントです。
非ネイティブ講師は日本人にも聞き取りやすいゆっくりハキハキした英語を話して、同じ英語学習経験者として英語を話せない悩みをよく理解して丁寧に指導してくれます。
さらにオンライン英会話スクールに多く在籍しているフィリピン人講師のレッスン料金は、ネイティブ講師のレッスン料金の半額以下のケースがほとんどです。週3回以上のレッスン頻度を維持する上で、金銭面は大きな障壁になるでしょう。
金銭的な余裕のない人やネイティブ講師との会話に自信がない人は、非ネイティブ講師を選択肢に入れることをおすすめします。
>>オンライン英会話でフィリピン人講師を選んだ方がいい人の特徴はこちら
まとめ
本記事では、オンライン英会話を受けても英語力が上達しない原因と対応策を紹介しました。
何の準備も計画もなくただ英会話レッスンを受け続けるだけでは英語力は絶対に上達しません。オンライン英会話はあくまで数あるアウトプット学習の一つに過ぎず、インプット学習と組み合わせながら正しい学習方法で取り組むことで初めて大きな効果を上げられます。
これからオンライン英会話を始めるか検討している人は、オンライン英会話のメリット・デメリットをきちんと理解した上で、自分のに合った英会話スクールと講師を選んでください。
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