- オンライン英会話で復習に取り組むモチベーションを保てない
- オンライン英会話の学習効果を高める復習方法を知りたい
80点英語ブログ運営者のゆうです。
オンライン英会話レッスンの後に復習した方が良いとなんとなく理解しているものの、レッスン後の疲れた状態でモチベーションが出なかったり、具体的な復習方法が分からない人も多いのではないでしょうか。
ネットでは「オンライン英会話を受けても英語を話せるようにならない」といった英会話レッスン不要論も耳にしますが、学習効果を実感できていない人の多くは、正しい予習＆復習を行っていません。
そこで本記事では、英会話レッスン後の復習が必要不可欠な理由と学習効果を実感できるおすすめの復習方法を紹介します。
>>オンライン英会話の学習効果を高めるおすすめの予習方法はこちら
オンライン英会話レッスンの復習が重要である3つの理由
オンライン英会話レッスンで復習が重要だと断言できる理由は、以下3点です。
- レッスン内容の記憶の定着率が上がる
- 効率的な学習計画を立てられる
- 英会話レッスンの質を高めるインプット学習の役割を果たす
それぞれ詳しく解説していきます。
レッスン内容の記憶の定着率が上がる
英会話レッスンが終わった直後に復習を行うことで、学習内容を効率的に記憶に定着できるようになります。
人間の脳は、目や耳など感覚器官から取得した情報を、まずは海馬と呼ばれる短期記憶を保管する場所に送ります。海馬に一時保管された情報は短期間で忘れてしまいますが、短期間に何度も繰り返し記憶された情報は、海馬の先にある容量の大きな大脳皮質に情報が送られて、長期記憶として脳内に深く刻まれます。
この記憶メカニズムを表現しているのが忘却曲線。忘却曲線のメッセージは「レッスン中に学んだ内容を記憶してから時間が経つほど、１度記憶した学習内容を改めて記憶し直すのに必要な時間が長くなる」です。
せっかく英会話レッスンで多くの学びを得たとしても、復習をせず放置してしまうと改めて覚え直す学習負荷が大きくなり、結果として英語学習を継続できず挫折の原因になりかねません。
裏を返すと、英会話レッスン直後にきちんと復習をして、復習内容を意識して翌日以降のレッスンに臨むことで、大きな負荷をかけず効率的に学習内容を長期記憶に変換できるという訳です。
効率的な学習計画を立てられる
英会話レッスンの復習を通じて、現状の課題を正しく把握することで効率的な学習計画を立てやすくなるのも復習の大きなメリットの1つです。
英会話レッスンは、講師とのリアルな英会話による実践的なアウトプットトレーニングによって、自分ができること＆できないことを明確化できる貴重な場です。独学では気づかなかった苦手分野を洗い出し今後の学習計画に取り込むことで、効率的に英語力を伸ばすことができます。
反対に、復習を疎かにして自分の得意不得意を把握しないまま英会話レッスンを受け続けてしまうと、目に見える英語力の向上は期待できないでしょう。
英会話レッスンの質を高めるインプット学習の役割を果たす
アウトプット学習中心の英会話レッスンにおいて、レッスン直後の復習は重要なインプット学習の役割を果たしています。
効果的な語学学習方法を研究している第二言語習得論では、アウトプット学習1割に対するインプット学習は9割必要だと提唱されています。語学におけるアウトプット学習の重要性を疑う人はいませんが、そのアウトプット学習の質を高めるには、アウトプット学習の土台となる知識のインプットがより重要だということです。
英会話レッスン中に思ったように話せなかった英語フレーズや知らなかった英単語などを復習時間を活用して知識として脳内にインプットしておけば、次回レッスンではより多くの英語知識に基づくより上質なアウトプット学習が期待できます。
このインプットとアウトプットの好循環が英会話レッスンの学習効果を高める上で大切なポイントであることをぜひ覚えておいてください。
オンライン英会話の学習効果を高めるおすすめ復習方法3選
私の実体験を踏まえたオンライン英会話レッスンの効果的な復習方法は、以下３つです。
- レッスンで話せなかったフレーズを英作文しなおす
- レッスンで新しく覚えた単語や表現をリスト化する
- レッスンで聞き取りにくかった講師の英語フレーズを聞き直す
それぞれ詳しく解説していきます。
レッスンで話せなかったフレーズを英作文しなおす
英会話レッスン中に上手く話せなかったフレーズを、レッスン後に時間をかけて辞書を引きながら正しい英文で再現してください。
講師とのリアルな会話の中で登場したフレーズは、実際の会話でも登場する可能性が高いと言えます。英会話レッスンを通じて認識できた自分がまだ使いこなせない英語フレーズを、短期記憶が残っているうちに正しくインプットし直すことで、効率的に会話での表現の幅を広げられるはずです。
作成した正しい英文を10回程度を目安に繰り返し音読することで、より効率的に記憶の定着を図ることができます。さらに余裕のある人は日本語訳も併せて用意して、英文を隠した状態で日本文を瞬時に英訳して音読する瞬間英作文トレーニングにも挑戦してみてください。
>>純ジャパでも英語を話せるようになる瞬間英作文トレーニングの正しいやり方はこちら
レッスンで新しく覚えた単語や表現をリスト化する
英会話レッスン中に新しく覚えた英語知識は、忘れないうちにリスト化しておきましょう。
私たちが母国語を習得するとき、当然に単語帳や文法書を読み込むことはせず、家族や友人との会話の中で自然と語彙力や表現の幅を増やしていきます。
勿論、短期間で大量の単語や文法ルールを頭に詰め込むなら、英単語帳や文法書など学習目的に特化した教材を活用した方が圧倒的に効率的でしょう。一方、リアルな会話の中で出会った英語知識は、その会話シーンとセットで記憶されるため長期記憶に変換されやすいメリットもあります。
自分に合った市販の単語帳や文法参考書に加えて、英会話レッスンの復習でリスト化した自分専用の教材を用いて効率的に英語の基礎固めを進めていきましょう。
レッスンで聞き取りにくかった講師の英語フレーズを聞き直す
オンライン英会話スクールが提供するレッスン録画・録音機能を活用して、レッスン中に聞き取りにくかった講師の英語フレーズをスムーズに聞き取れるようになるまで何度も聞き返してください。
英語4技能のうち、英会話レッスンで最も効果的に伸ばせるのはスピーキング力ですが、講師の話しを聞き続けることでリスニング力の向上も期待できます。
英語を聞き取れない原因は、「そもそも英単語を知らない」「文法表現の理解が浅く処理が追いつかない」「音の連結や脱落など英語特有の音の変化に慣れていない」など様々あります。
レッスンの復習で明確化した自身のリスニング課題を踏まえて、「語彙力の強化」「文法＆リーディング学習」「発音ルールの理解」など聞き取れない原因に応じた適切な対策を講じてみましょう。
>>純ジャパでも英語を聞きとれるようになるシャドーイングの正しいやり方はこちら
まとめ
本記事では、オンライン英会話レッスンの復習の重要性と学習効果を高める具体的な復習方法を紹介しました。
仕事で忙しい社会人にとって、英会話レッスンに加えて復習時間まで確保するのは体力的にも容易ではないでしょう。英会話レッスンで学んだ内容を完璧に復習しようと無理をしすぎると、英語学習自体を継続できずに途中で挫折してしまう恐れもあります。
英語学習で最も重要なのは学習を継続すること。学習を継続して英会話力が伸びていけば、英会話レッスンや予習＆復習にかかる負荷も自然と減り、無理なく取り組める学習の幅も広がっていきます。最初から完璧を求めすぎず、本記事で紹介した復習方法の中から自分に合ったやり方を選択して自分のペースで取り組んでみてください。
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