社会人におすすめの英単語帳7選!元駐在員が失敗しない選び方を解説

以下該当する人におすすめ記事です
  • どのように英単語帳を選べばいいのか知りたい
  • 社会人におすすめの英単語帳を教えてほしい

80点英語ブログ運営者のゆうです。

仕事で通用する英語力を身につけるために英単語学習は避けて通れません。極端な話、語彙力を増やすだけでも最低限の意思疎通であれば可能でしょう。

しかし、英単語学習が重要だとわかっていても、英単語帳選びに失敗してしまうと学習効率が下がり挫折の原因にもなりかねません。

そこで本記事では、一人ひとりに合った英単語帳の選び方と私の実体験を踏まえたおすすめの英単語帳を紹介します。

社会人向け英単語帳の選び方

収録語数

自分の英語レベルを踏まえて、無理なく1周できる収録語数の英単語帳を選んでください。

英単語学習を挫折してしまう最大の原因が達成困難な目標設定です。仕事が忙し中で英語を学び直し始めた社会人がいきなり3,000〜5,000語など分厚い英単語帳を選んでしまうと、単調な暗記作業の継続に耐えられず1周もできないでしょう。

どんなに小さな目標でも最後までやり遂げた達成感が次の目標に向けた学習継続のモチベーションに繋がります。まずは教材を1周することを目標として、無理なく目標達成できる単語数の英単語帳を選んでください。目安として、最初の英単語帳は1,000語程度をおすすめします。

単語のジャンル・難易度

収録語数と同様に、自分の学習ニーズと英語レベルに合った英単語帳を選ぶことが大切です。

例えば、ビジネス英単語を習得したい英語初級者が英検1級用の英単語帳を選んでしまうと、ビジネス現場で使う機会のない難しい英単語と毎日向き合う羽目になり、学習モチベーションの維持が非常に困難になります。

日常会話・ビジネス英語・TOEIC対策など一人ひとりの学習目的と自分の英語レベルに合った英単語帳を選んでください。適切な難易度の目安として、収録単語の2割程度は既に知っている英単語帳がおすすめです。

例文・類義語の充実度

単語を覚えるときに例文や類義語とセットで学習することで、英単語の具体的な使い方をイメージしたり単語同士を有機的に紐つけて覚えられるため、効率的な記憶の定着が期待できます。

特に英語初心者は、例文なしで単語の活用イメージを持つことができず、語彙力不足から自力で類義語を連想することも困難のため、例文や類義語が充実している教材を選んでください。

社会人におすすめの英単語帳7選

私の実体験を踏まえて、社会人におすすめしたい英単語帳を7冊厳選しました。先ほど紹介した英単語帳選びの3つのポイントを含めた詳細を解説していくので、自分に合った教材を見つけてみてください。

中学校3年間の英単語が1ヵ月で1000語覚えられる本 

おすすめレベル初級者
収録語数1,000語
難易度易しい
例文・類義語ボリューム多い
こんな人にオススメ!
  • 英語初級者で中学レベルの英単語から学び直したい人

本書は高校入試で出題されるレベルの基礎単語を200語×5パートで収録、各パートの最後には確認テストがついています。5日間で教材1周するペース(1日1パート)で1ヶ月間学習を継続すれば、本書タイトルの通り1ヶ月で1,000語を覚えられます。

1日200語と聞くとハードルが高いと感じるかもしれませんが、一度の学習で200語を完璧に覚える必要はありません。教材を何周も繰り返す中で自然と覚えられますので、気負わずにコツコツ取り組んでください。

ビジネスで1番よく使う英単語 最重要1000語 

おすすめレベル初級〜中級者
収録語数1,000語
難易度普通
例文・類義語ボリューム普通
こんな人にオススメ!
  • ビジネス現場で役立つ英単語に特化して学習したい人

本書は仕事の基礎になるビジネス英単語1,000語をジャンル・用途別に収録しています。「会議」や「交渉・契約」など実際に英単語を活用するシーンを想像しながら暗記作業に取り組むことで、効率的に単語を覚えることができます。

同じ意味の単語でもビジネス向きの英単語を優先して紹介しているのも本書の特徴です。例えば「実行する」を英語で表現するとき「do」でも意味は十分伝わりますが、ビジネス現場ではオフィシャルな「implement」の方が好まれます。

ビジネス関連の類義語が充実している点も個人的に評価が高いです。また書籍サイズが小さく語数も1,000語と少ないため、通勤中などスキマ時間を活用して周回できるでしょう。

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ 

おすすめレベル初級〜中級者
収録語数1,000語
難易度普通
例文・類義語ボリューム普通
こんな人にオススメ!
  • 社内の昇進・異動の条件でTOEIC高スコアを取得する必要がある人

本書はTOEIC対策用の英単語帳で、TOEIC頻出単語を4段階のレベル別に収録。TOEIC高得点を目指す人は全レベルの英単語、英語初級者はレベル1・2の英単語に絞って取り組むなど、学習者一人ひとりの英語レベルに応じて様々な使い方ができます。TOEIC界隈では非常に有名な著書で、私も本書のおかげでTOEICスコア860超えを達成できたと言っても過言ではありません

TOEICは昇進や海外勤務の条件として使われている試験であり、社会人なら一度は受験してみることをおすすめします。すぐに受験する予定がなくても、TOIECは日常会話やビジネス現場を想定した試験内容のため、TOEIC英単語を覚えておいて損はないでしょう。

ビジネスパーソンの英単語帳

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おすすめレベル中級者
収録語数60語
難易度易しい
例文・類義語ボリューム多い
こんな人にオススメ!
  • ビジネス現場で自分の考えを正確に伝えられるネイティブ単語を習得したい人

本書は他の英単語帳とはタイプが異なり、深い議論や丁寧な交渉をするうえで覚えるべきビジネス英単語60語を厳選して収録しています。いずれも中学高校で習った基本的な英単語ですが、学校の授業では習わなかった具体的なビジネスシーンを想定した単語の使い方をイラストや例文を使って丁寧に解説しています。

例えば自分の考えを周囲の人と分かち合いたい場合、一方的に相手に発信するイメージの「tell」よりも共有するイメージの「share」の方が適切でしょう。既に覚えている基礎単語をビジネス現場で適切に使いこなせるようになるのが本書の特徴です

ただし、収録語数が60語と非常に少ないため語彙力の強化には向かない点は注意してください。

DUO(デュオ)3.0

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おすすめレベル中級者
収録語数1,572語(+熟語997語)
難易度普通
例文・類義語ボリューム普通
こんな人にオススメ!
  • 日常・ビジネス英会話で役立つ英単語を網羅的に学びたい人

本書は著者が米国大学教授など英語ネイティブと協働で厳選した重要単語を収録しています。本書の特徴は熟語も含めると約2,600語もの収録単語をわずか560本の例文に集約している学習効率の高さです。一つひとつの例文もネイティブが監修した実践でそのまま使える質の高い文章となっています。

ネイティブが愛用する句動詞を多数収録しているのもおすすめポイントです。例えば「〜を捨てる」は英単語だと「release」などで表現できますが、ネイティブは「let go of 〜」といった句動詞で表現することも多いです。

Distinction 2000

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おすすめレベル中級〜上級者
収録語数2,000語
難易度やや難
例文・類義語ボリューム多い
こんな人にオススメ!
  • 基礎単語を習得済みで、将来英語圏での海外勤務を目指している人

本書はDUOと同様、著者が英語ネイティブと協働してアカデミックとビジネスそれぞれの領域で頻出の英単語を収録しています。例文にはネイティブが使うカジュアルな英文を採用しつつ、音声もネイティブ同士の自然なやりとりを収録しているため、より実践的な環境で語彙力を鍛えることができます。

これまで紹介してきた英単語帳に比べてやや難しいレベルの英単語が多いため、基礎英単語を覚えた人が2冊目以降で取り組むのに適しています。

TOEFLテスト英単語3800

おすすめレベル中級〜上級者
収録語数3,800語
難易度やや難
例文・類義語ボリューム少ない
こんな人にオススメ!
  • 幅広い分野の語彙力を強化したい人
  • 海外留学などを目標にTOEFL学習をしている人

本書はTOEFL試験対策用の英単語帳で、TOEFL頻出単語を4段階のレベル別で収録しています。TOEFLスコアは、英語を母国語としない学生や社会人が海外大学を受験する際に自分の英語力の証明書として用いられています。

かなり難易度の高い単語も収録されている一方で例文・類義語が充実していないため、使い勝手はあまり良くないかもしれません。それでも本書をやりこめばTOEFLで単語に困ることはないと断言できるほど頻出単語を網羅している良書である点は保証します。私もTOEFL受験時には本書にお世話になり、TOELFスコア103(マイベストスコア107)を獲得できました

TOEFLはアメリカの文化や歴史などを題材にしており、仕事に限らずアメリカ人とのコミュニケーションにおいて役立つ知識や語彙力の習得が期待できます。

英単語帳を選んだらやるべきこと

自分に合った英単語帳を探している直接的な目的は、語彙力を増やすことでしょう。しかし、語彙力を増やす真の目的は、実践的な英語力を身につけることのはずです。

本章では、仕事で役立つ英語力の習得を目指す社会人に向けて、英単語帳を選んだ後にやるべき行動を紹介します。

英単語・英文法の基礎知識を身につける

単語・文法は、実践的な英語力の土台知識として非常に重要な役割を持ちます。単語を知らなければ、そもそも相手の話が分からず自分の伝えたいメッセージも言語化できません。

さらに語彙力ばかり鍛えても、基本的な文法知識がなければ正確な意思疎通は困難です。リスニングやスピーキングなど実践的な英語学習に取り組む前に、まずは単語と文法の基礎力を身につけましょう。

>>社会人におすすめの英単語学習方法はこちら

>>社会人におすすめの英文法学習方法はこちら

リスニング力を鍛える

本ブログでは、仕事に必要な英語力を英語で議論ができるレベルと定義しています。

英語の読み書きは時間をかけて調べながら取り組めば対応できるますが、相手が目の前にいる会議や商談を乗り切るには、実践的なリスニング力とスピーキング力が不可欠です。基本的な単語・文法知識を身につけたら、速やかに両スキルの習得を目指してください。

シャドーイングは、リスニング基礎力を習得する上で非常に効果的な学習法です。私自身、過去に数年間TOEICスコア500点前半で低迷していましたが、単語・文法の基本勉強をした上でシャドーイング学習に取り組んだ結果、一年かからず860点超えを達成しました。

ただし、シャドーイングは正しいやり方で取り組まないと学習効果を十分発揮できません。闇雲に学習を始める前に、まずは正しい学習方法を把握してください。

>>純ジャパでも英語を聞きとれるシャドーイングの正しいやり方はこちら

シャドーイングでリスニング基礎力を習得した後は、多聴トレーニングでアメリカ英語やイギリス英語など幅広い英語の音に慣れつつ、聞き返しができない環境を想定したリスニング実践力を鍛えていきます。

>>リスニング実践力が身につく多聴トレーニングのやり方はこちら

スピーキング力を鍛える

瞬間英作文トレーニングは、日本文の内容を素早く英訳して発話するスピーキング学習方法です。瞬間英作文トレーニングを繰り返すことで英語変換に要する時間が短縮されて、英語が自然と口から出てくる状態になります。

>>純ジャパでも英語を話せる瞬間英作文トレーニングのやり方はこちら

瞬間英作文でスピーキング基礎力が身についたら、より実践的な英スピーキング力の習得を目指しましょう。実践に勝る訓練はなく、英語で基本的な意思疎通ができるようになった段階で英会話スクールを活用すると最短距離で仕事で使えるレベルまで引き上げることができます。

>>オンライン英会話の学習効果を上げるおすすめ受講方法はこちら

>>おすすめのオンライン英会話スクールと失敗しない選び方はこちら

余力がある人は、英会話レッスン受講と併せて純ジャパでもネイティブ表現を使いこなせるようになる英借文トレーニングに挑戦してみましょう。英借文トレーニングで習得したネイティブ表現を英会話レッスンの講師との会話で使ってみる学習サイクルを繰り返すことで、相乗的に学習効果を上げることができます。

>>純ジャパでもネイティブ英語を話せる英借文トレーニングのやり方はこちら

まとめ

本記事では、私の実体験をもとに英語学習者一人ひとりの学習目的と英語レベルに応じたおすすめの英単語帳を7冊紹介しました。

英単語学習で何よりも大切なのは、必要な語彙力を身につけるまで挫折せず継続すること。そのためには飽きないための仕組みづくり効率的な語彙力強化が必要で、適切な英単語帳の選択が成功を左右すると言っても過言ではありません。

これから英単語学習を始める人や挫折しかけている人は、学習目的と自分の英語力を再確認して自分に合った教材を探してみてください。

>>仕事で使える実践的な英語力を体系的に習得できる学習ロードマップはこちら

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