オンライン英会話で予習は必要?元駐在員が具体的なおすすめ予習方法を徹底解説【レアジョブ編】

以下該当する人におすすめ記事です
  • オンライン英会話の効果を高める予習のコツを知りたい
  • レアジョブ英会話レッスンの具体的な予習方法を教えてほしい

80点英語ブログ運営者のゆうです。

多くの英語学習者はオンライン英会話レッスン前に予習をしておいた方が良いと理解はしているものの、その理由や具体的な予習方法が分からない人も少なくありません。特に、継続が難しい英会話レッスン前の予習を習慣化させるには、正しい理由を把握した上での動機付けが不可欠です。

そこで本記事では、予習の質を上げるポイントやレアジョブ英会話を題材に英会話レッスンの学習効果を最大限引き出す具体的な予習方法を紹介します。

予習の有無がオンライン英会話の成功を左右する理由

私は予習の有無がオンライン英会話の学習効果を大きく左右すると確信しています。理由は極めてシンプルで、「オンライン英会話を始める大多数は英語初級者レベルのため、そもそも予習せずにレッスン中に英語を話せるわけがない」ということ。

本来、オンライン英会話は学校の英語クラスのような座学中心の場ではなく、講師と生徒の相互コミュニケーションを主軸としたアウトプットトレーニングの場です。

しかし、基礎的な英会話に自信がない英語初心者が予習せずに英会話レッスンに臨んだ場合、何も話せないまま講師の英語を聞いているだけで貴重なレッスン時間が過ぎてしまうでしょう。

勿論、リスニング学習の観点で全く無駄な時間とは言いませんが、皆さんの大切な時間とお金をかけている以上、やはりオンライン英会話本来の目的であるアウトプットに重点をおくべきです。

既に講師との基本的なコミュニケーションに苦労しないレベルの英会話力がある中上級者でない限り、必ず英会話レッスン前の予習に取り組んでください。

オンライン英会話の予習の質を上げる4つのポイント

私の実体験に基づく、オンライン英会話の予習の質を上げるポイントは以下4点です。

  1. 鍛えたいスピーキングスキルを具体化する
  2. 英会話レッスンで扱うトピックの基礎知識を頭に入れる
  3. 前回レッスンで話せなかったフレーズを整理する
  4. 予習に時間をかけすぎない

それぞれ詳しく解説していきます。

鍛えたいスピーキングスキルを具体化する

そもそも英語を話せるようになるには、下記3つのスピーキングスキル習得が必要になります

3つのスピーキングスキル
  1. 概念化スキル
  2. 文章化スキル
  3. 音声化スキル

1つ目の概念化スキルは、日本語で考えた話したい内容を一旦イメージ化(=概念化)して、そのイメージを相手にも伝わる平易な表現に言い換えるスキルを指します。

2つ目の文章化スキルとは、概念化ステップで頭の中に思い浮かべたイメージやイメージを元に言い換えた平易な日本語表現を素早く英文に変換するスキルを表しています。

3つ目の音声化スキルでは、上記2ステップで用意した英文を適切な発音や抑揚で実際に発話するスキルが求められます。

過去の私を含む多くの英語学習者は、簡単な英文なのに会話の中ではパッと口から出てこない悩みを抱えていますが、その原因は文章化スキルにあります。そしてオンライン英会話は、リアルな英会話を通じて実践的な文章化スキルを鍛えられるとても良い環境なのです。

一方で英語上級者であれば、音声化スキル向上のためにネイティブ講師とのオンライン英会話を利用している人もいるでしょう。まずは自分がどのスキルを鍛えたいのか把握することが、学習目的に合った適切な予習を行うための第一歩になります。

>>独学で文章化スキルの基礎を習得できるスピーキング学習法はこちら

英会話レッスンで扱うトピックの基礎知識を頭に入れる

先ほど英語を話せる状態には3つのスキルが必要と解説しましたが、英会話レッスンで講師との会話が続かない原因には、英語力不足ではなく話題に関する知識不足も考えられます。

例えば、私は麻雀をほとんどや離ませんが、学生時代の友人が麻雀の話題で盛り上がっている時には、全く話についていけず日本語の会話に入ることができません。

基本的に、オンライン英会話は純粋な英語力を鍛える場所です。英語力以外の理由で講師との会話が続かない状況を回避するために、予習段階でレッスンで扱うトピックに関する基礎知識や関連用語を軽く頭に入れておきましょう

しかし、一番手っ取り早いのは自分が関心のあるトピックを選ぶこと。レアジョブ英会話は、レッスン教材として豊富なカテゴリーを提供しており、「ビジネス」カテゴリー内でも幅広い業種をカバーしているため、一人ひとりが興味のあるトピックを見つけられるはずです。

レアジョブ英会話教材ページ「Daily News Article」より

前回レッスンで話せなかったフレーズを整理する

前回レッスンで把握した苦手な英語フレーズを整理して次回レッスンの会話の中で積極的に活用するサイクルが上質なアウトプットトレーニングに繋がります。

極論ですが、自分が話せない英語フレーズを一つひとつ潰していけば、最終的には誰でも完璧な英会話力を習得できるはず。勿論、星の数ほどある英語フレーズを全て潰し込むのは現実的ではありませんが、苦手な英語フレーズを減らしていくことで着実に英語力は上達していきます。

予習と復習を上手く組み合わせて、より効果的に英会話レッスンに取り組んでみましょう。

>>オンライン英会話の学習効果を高める具体的な復習方法はこちら

予習に時間をかけすぎない

これまでは予習のあるべき論をお伝えしてきましたが、無理をせずに継続できるペースで予習に取り組むことも非常に重要なポイントです。

仕事で忙しい社会人にとって、英会話レッスン時間に加えて予習時間も確保すること自体、そもそも容易ではありません。完璧な予習スタイルを追求し過ぎた結果、自分のキャパを超えた学習スケジュールを組んでしまい、英語学習自体を挫折してしまったら元も子もありません

特にオンライン英会話を始めたばかりの頃は、レッスンを受講するだけでも相当体力を消耗します。慣れないうちは予習時間を10〜15分程度に抑えた上で、通勤時間やランチ休憩など日々のスキマ時間を上手く活用しながら無理なく継続できる学習ペースを意識してください。

レアジョブ英会話おすすめ教材別の具体的な予習方法

本章では、レアジョブ英会話を題材に具体的なおすすめ予習方法を紹介しますが、英会話レッスンの目的を英語学習者が最も苦手とする文章化スキルの強化に設定しています。但し、概念化スキル音声化スキルを鍛えたい人にとっても有益な情報なので、是非一読してください。

なお、本章で取り上げている管理人おすすめのレアジョブ英会話教材の詳細は、以下記事で紹介しています。

>>レアジョブ英会話のおすすめ教材の詳細はこちら

カンバセーションクエスチョン編

質問文に目を通して簡単な解答案を日本語で準備する

カンバセーションクエスチョン教材では、講師から生徒への選択したトピックに関連する質問事項がリスト化されているので、レッスン前に軽く目を通して簡単な解答案を日本語で考えておきましょう

予習段階で自分の伝えたいメッセージを簡単に整理しておくことで、そのメッセージを瞬時に英語に変換して口から出す文章化スキルに特化したアウトプット練習が期待できます。

ただし、文章化スキルと同時に自分の伝えたいメッセージを瞬発的にイメージする概念化スキルを鍛錬したい中上級者であれば、事前に解答案を準備せずに英会話レッスンに臨むと良いでしょう。

なお、質問事項を含むカンバセーションクエスチョン教材はレアジョブ英会話アプリを使えばスマホから閲覧できるので、通勤時間やランチ休憩などのスキマ時間を予習時間に充てることができます

分からない英単語(名詞)があれば調べておく

日本語で準備した解答案の中でパッと適当な英単語が思い浮かばない名詞があった場合、予習段階で調べておきましょう。

動詞や形容詞などは自然な言い換えがしやすく、例えば「難しい = difficult」が分からなくても、「簡単ではない = not easy」や「(難しいので)〜するのに時間がかかる = it takes time to do 〜」など相手にメッセージを伝える手段はいくらでもあります。

しかし、名詞の場合は、無理に言い換えするとスムーズな会話が途切れてしまう恐れがあります。例えば、「冷蔵庫 = refrigerator」を知らない場合、事前準備ができないリアルな英会話では「食べ物を冷やす大きい箱 = a large box to keep food cold」など言い換えるしかありませんが、聞き手に相応の負荷をかけてしまいます。

事前準備が可能な英会話レッスンであれば、講師とのスムーズな英語やりとりを維持して自分が発言する機会を増やすためにも、予習段階で適切な単語を覚えておきましょう。

講師への質問を1〜2つ考えておく(日本語でOK)

余裕がある人は、予習時間で講師への質問を事前にいくつか考えてレッスン中に講師に投げてみるのをおすすめします。

カンバセーションクエスチョンは、基本的に講師から生徒に対して一方的に質問を投げるレッスンですが、本来会話とは話し手同士の双方向のやり取りです

講師に話を振ることでレッスン中に自分が話す時間が減ってしまうデメリットもありますが、相手の質問に答えるだけでなく自分から相手に話題を振ることにも慣れることで、より実践的な英会話力が身につくはずです。

Weekly/Daily News Article編

ニュース記事の概要を確認する

Weekly/Daily News Articleでは、自分が興味のある英字記事について生徒と講師がお互いの意見を出し合うため、記事の内容理解が必要不可欠となります。

仮に予習をしないままレッスン当日を迎えてしまうと、貴重なレッスン時間の冒頭十数分を使ってニュース記事を読み込むことになり、肝心のアウトプット練習の時間を十分確保できなくなってしまいます

英会話レッスンで講師との議論パートにスムーズに移行できるよう、ニュース記事の概要理解は事前に済ませてください。

本コースの英字記事もレアジョブ英会話アプリから閲覧可能で、ネイティブスピーカーの読み上げ音声も収録されています。忙しい社会人でもスキマ時間を活かして無理なく予習を習慣化できるでしょう。

質問事項に目を通して自分の考えを整理する

News Article教材には、ニュース記事の後ろに講師との議論で用いる質問事項が載っています。

文章化スキルの強化が英会話レッスンの目的であれば、事前に質問事項に目を通して自分の考えを整理して概念化プロセスの負荷を下げておくことで、文章化プロセスに特化したスピーキング練習が期待できます

一方で、英会話レッスンの目的が概念化スキルの鍛錬であれば、事前に質問事項を確認してしまうと会話の中で自分の考えを瞬時にイメージ化する訓練が不十分になるので注意してください。

分からない英単語や文法表現があれば調べておく

ニュース記事の内容確認や質問事項に対する自分の考えを整理する中で、自分の知らない英単語や英文法表現があれば事前に調べておくことをおすすめします

脳内インプット済の英単語や英会話表現を実際の会話の中でスムーズに引き出せるように反復トレーニングするのが英会話レッスン本来の役割です。

より効果的な語学学習を研究している第二言語習得論でも、アウトプット学習1割に対するインプット学習は9割必要だと提唱されています。英会話レッスンで質の高いアウトプット学習ができるよう、予習段階でアウトプットに必要な単語や文法知識のインプット学習を済ましておくと良いでしょう。

まとめ

本記事では、オンライン英会話の学習効果を高める予習のコツとレアジョブ英会話の具体的な予習方法を紹介しました。

仕事で忙しい社会人にとって、英会話レッスンに加えて予習時間まで確保するのは容易ではありません。しかし、レアジョブ英会話であれば専用アプリを上手く活用することで、通勤時間やランチなどのスキマ時間で予習することができます。

あまり最初から無理をしすぎずに、まずは英語学習を継続することが最も重要です。その上で余裕のある人は、今回紹介した予習方法を参考にオンライン英会話を質の高いアウトプット環境にして、ビジネスで通用する英会話力を効率的に習得していきましょう。

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