- リーディングは得意なのに、会話になると話し相手の英語が聞き取れない
- ネイティブ発音を意識して話しているのに、いつも日本語英語になってしまう
- 英語の音のリズムを身につける方法を教えてほしい
80点英語ブログ運営者のゆうです。
英単語や英文法などの基礎知識を習得しているにもかかわらず、「英語を読めるのに聞きとれるようにならない」「英語発音を意識して話しているのに相手に伝わらない」といった悩みを抱えている英語学習者は少なくありません。
これらの悩みの原因は英語の音のリズムと深く関係しています。
一方で、学校の授業や市販の参考書ではほとんど解説されていないため、英語の音のリズムが悩みの原因と言われてもどのように対処すればよいかわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、英語の音のリズムの基本ルールや学習メリット、おすすめ学習法について詳しく解説していきます。
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英語の音のリズムとは
英語の音のリズムとは、音の強弱と緩急で表現される英語特有の抑揚のことを指します。
英語はリズミカルな言語と呼ばれており、ネイティブスピーカーは音節ごとに抑揚を強く意識しながら発話しています。
一方で、私たちの母国語である日本語は、音節ごとに同じのストレスをかけて同じスピードで発話されるため抑揚が極端に少なく、音のリズムの観点で英語とは対極的な言語に分類されます。
このように日本語と英語では音のリズムが大きく異なるため、文章を読めば簡単に理解できる内容でも会話になると途端に英語の音を聞き取れなくなる状況が発生してしまいます。
裏を返すと、英語の音のリズムを構成する基本ルールを正しく理解しておくことで、私たち日本人でも実践的なリスニング力とスピーキング力を身につけることができるのです。
英語の音のリズムを学ぶ2つのメリット
英語の音のリズムを理解しておくことで、リスニング&スピーキング領域で次のようなメリットを享受できます。
- ネイティブ英語の音を聞きとれる
- 相手に伝わりやすい英語を話せる
それぞれ詳しく解説していきます。
ネイティブ英語の音を聞きとれる
日本語にはない英語特有のリズムを学ぶことで、ネイティブスピーカーの英語が格段に聞き取りやすくなります。
わかりやすく野球で例えると、日本人はボールの投げ方を普通の速度のストレートしか知りませんが、英語ネイティブは150キロを超える豪速球から緩急をつけた変化球まで多彩な球種で英語というボールを投げてきます。
英語ネイティブが投げる球種を知らないままバッターボックスに立っても、ボールに掠りもしないでしょう。
しかし、英語特有の球種や配球ルールを理解した上で繰り返しトレーニングすることで、徐々にネイティブが投げるボールが見えるようになり、いずれ真っ直ぐ打ち返せるようになるのです。
相手に伝わりやすい英語を話せる
正しい英語の音のリズムを学ぶことで自分が発声する英語のリズムも矯正されるため、ネイティブが聞き取りやすい「通じる英会話力」が身につきます。
勿論、ネイティブ英語で話さないと会話が成立しない訳ではありません。
それでも、英語の音のリズムを理解して伝わりやすい英語スピーキング力を習得しておけば、商談や会議など様々なビジネス会話シーンで議論をスムーズに進めることができるはずです。
英語の音のリズムを構成する3つのルール
英語の音のリズムを構成している基本ルールは次の3つです。
- 英単語が持つリズム
- 内容語と機能語で構成されるリズム
- 話し手の意図で構成されるリズム
それぞれ詳しく解説していきます。
英単語が持つリズム
英語の音のリズムは、文章単位だけではなく1つの単語の中にも存在します。
例えば「potato」は日本人にも馴染みがある単語ですが、日本語と英語で音のリズムが大きく異なります。
上記の通り、日本語は全ての音節に同じストレスを入れた単調なリズムですが、英語では音節よってストレスの強弱があり抑揚のあるリズムとなっています。
なお、どこにストレスをかければ良いかわからない場合、発音記号からアクセント記号「ˈ」の場所を探してください。「potato」の発音記号を確認すると [pəˈteɪɾoʊz]と中央の”teɪ“にアクセント記号がついていることがわかります。
内容語と機能語で構成されるリズム
英語の文章単位での音のリズムは、基本的に意味を持つ「内容語」と文法構造を示す「機能語」によって構成されています。
内容語と機能語が持つ音のリズムは以下の通りです。
冒頭で紹介した例文も、基本的には内容語(attend・meeting・boss)を強くゆっくり発音して、機能語(a・with・my)を弱く速く発音する波形リズムを持っています。
ただし、全ての内容語を強くゆっくり発音する訳ではありません。後述しますが、話し手が伝えたいメッセージによってストレスをかける場所が変わる点は留意してください。
話し手の意図で構成されるリズム
英語の音のリズムは、これまで紹介した内容語や機能語、アクセント記号など形式的なルールだけでなく、話し手一人ひとりの意図によって構成されています。
話し手が会話の中でどの情報に重点を置いているかによって、同じ英文でもストレスをかける場所が変わってきます。
英語の音のリズムを効率的に習得できるおすすめ勉強法3選
管理人の実体験を踏まえた、英語の音のリズムを効率的に習得できるおすすめリスニング学習法は次の3つです。
- オーバーラッピング
- シャドーイング
- 英会話レッスン
それぞれ詳しく解説していきます。
オーバーラッピング
オーバーラッピングは、教材スクリプトを読みながら英語音源と自分の声が重なるように同じペースで音読する学習方法です。
英語音源を聞きながらネイティブスピーカーと同じリズムや発音を意識して音読するため、独学でも効率的に英語の音の理解を深められます。
なお、オーバーラッピングでは英語スクリプトを読みながら音読してOKなので、英語初級者でも無理なく取り組められる点も魅力の1つと言えるでしょう。
シャドーイング
シャドーイングは、英語音源を聞きながら0.5〜1秒ほど遅れたタイミングで追いかけるように音読する学習方法です。
シャドーイングもオーバーラッピングと同様に、音声変化を含むネイティブ英語の音源を正確に再現しながら音読するため、効率的に正しい英語の音のリズムを体得することができます。
シャドーイングは基本的に英語スクリプトを読まないで聞き取った英語音声をもとに発話する必要があるため、オーバーラッピングに比べると学習負荷は大きくなってしまいます。しかし、英語音源の聞き取りに集中する分だけ、リスニング力の大幅な向上が期待できる訳です。
英語リスニングに自信のない方は、まずはオーバラッピングで教材音源の音に慣れたうえで、同じ教材を使った高負荷トレーニングとしてシャドーイングに取り組むことをおすすめします。
英会話レッスン
よりリアルな英語の音のリズムに慣れたい人は、実際の英会話を通じて活きた英語に触れられる英会話レッスンもおすすめです。
レッスン中の会話でうまく聞き取れなかったフレーズがあった場合、講師にお願いしてチャット機能などでフレーズを書き出してもらうことで、自分が聞き取れなかった原因が可視化されてきます。
独学で音声変化の体得を進めつつ、定期的に英会話レッスンを活用して学習進捗や苦手な音のリズムを持つフレーズを認識しておくことで、日々のリスニング学習の効率をさらに向上できるはずです。
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まとめ
本記事では、リスニング力とスピーキング力の向上が期待できる英語の音のリズムの基本ルールとおすすめの学習法を紹介しました。
本記事で紹介した音のリズムに加えて英語の音声変化ルールを学ぶことで、英語の音を理解するスキルをより効率的に習得できます。英語の音声変化をあまり知らない人は、以下記事を一読することをおすすめします。
また、英語の音の理解に限らず、本ブログで紹介している英語学習の本質をしっかり理解して、効率的に実践で通用するビジネス英会話力を身につけていってください。
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