スピフルの口コミ＆評判は？現役社会人の本音レビューと効果的な使い方を紹介

80点英語ブログ運営者のゆうです。

多くの社会人が抱えている英語の悩みは「英語を話せるようにならないこと」ではないでしょうか。

義務教育から英語を勉強している日本人は、既に基本的な英会話に必要な英語知識を持っていますが、肝心の英語知識を使いこなすためのアウトプット学習不足が話せない原因の一つです。

さらに、ビジネス現場で役立つ英会話スキルを習得するには、基本的な英語知識に加えてビジネスで頻出の英単語や言い回しを身につける必要もあります。

そこで本記事では、ビジネス英語表現のインプット学習とスピーキングに特化したアウトプット学習に同時に取り組める学習アプリ「スピフル」を実際に体験してみた本音レビューを紹介していきます。

スピフルとは

スピフルの基本情報

スピフルは、人気オンライン英会話「PROGRIT」が提供するビジネス特化型のスピーキング学習アプリ。

「口頭英作文」「独り言英会話」の2つのトレーニングを通じて、多くの日本人が抱えている「英語がパッと出てこない」「同じ英語表現ばかり使ってしまう」といった課題を解消し、スピーキング力の向上をサポートしてくれます。

正式名称	SUPIFUL
運営会社	株式会社プログリット
サービス内容	ビジネス特化の英語スピーキング学習コンテンツの提供
料金プラン（税抜）	1か月プラン：4,980円 12カ月プラン：41,800円（月々3,483円）
無料体験	あり（7日間）

スピフルの学習プログラム

上述の通り、スピフルの学習プログラムは「口頭英作文」と「独り言英会話」の2つの英会話トレーニングで構成されていて、実践的なスピーキング力に不可欠な文章化スキルと概念化スキルの効率的な習得をサポートしてくれます。

さらに、両トレーニングともにビジネス関連の教材が豊富に用意されているため、スピフルで学んだ内容はそのままビジネス現場で活用することができます。

口頭英作文

口頭英作文は、日本文を見て瞬時に英訳して発話するトレーニング方法で、瞬間英作文という名前でも知られています。口頭英作文を繰り返すことで文章化スキルの向上が期待でき、既知の英語表現を瞬時に組み立てて適切な英文を作成できるようになります。

スピフルが提供する口頭英作文サービスの主な特徴は以下の通りです。

独り言英会話

独り言英会話とは、自分で選んだテーマに沿って事前に設定した制限時間いっぱい英語を話し続けるアウトプット学習法です。独り言で話す内容を整理するプロセスで概念化スキルを、整理した内容を瞬時に英訳していくことで文章化スキルをそれぞれ鍛えることができます。

スピフルが提供する独り言英会話サービスの主な特徴は以下の通りです。

スピフルの体験レビュー

本章では、管理人が実際に7日間スピフルを体験した本音レビューをトレーニング別に紹介していきます。

口頭英作文の体験レビュー

スピフルの口頭英作文の教材は「ビジネス」「日常」の２ジャンル構成で、計６コース（計408レッスン）が用意されていました。1レッスン当たり10個の例文が収録されているため、教材例文のボリュームとしては申し分ないでしょう。

早速、最初のレッスンを選択して遷移した学習画面には、冒頭にレッスンテーマの解説文が記載されていました。これから学習する文法表現の内容をあらかじめ把握しておくことは、学習効果を高める上で重要なので有難いサポートですね。

開始ボタンの下には「声が出せる環境で学習」がデフォルトでオン設定されていますが、オフにすると録音機能が停止されて、発話する代わりに頭の中で英文をイメージしながら学習を進めていきます。

基本的にスピーキング学習ではしっかり声を出して取り組むべきですが、通勤中の電車内などのスキマ時間を有効活用したい人には使い勝手の良い機能と言えるでしょう。

開始ボタンをタップすると口頭英作文トレーニング画面に遷移、1問目の日本文が表示されるのでテンポ良く英訳していきます。回答が終わったら画面下部の「解答を確認」をタップすると、正解の英文と自分の録音音声が表示されるので、録音された音声を聴きながら正しく英訳できたか正確に採点できました。

なお、今回受講したのはビジネス英会話コースだったので、例文の中に「監督者」や「経理部長」などビジネス頻出の英単語が多数盛り込まれていました。

10問全て解き終わると各問題の英訳にかかった時間と正誤の一覧が表示されました。

また、終了画面下部の「間違えた問題を復習」をタップすると、間違えた例文のみで構成された口頭英作文トレーニングが始まりました。間違えた問題を納得するまで繰り返し解き直せるのは便利な機能ですね。

独り言英会話の体験レビュー

スピフルの独り言英会話の教材も「ビジネス」「日常」の２ジャンル構成で、それぞれ数えきれないほど豊富な独り言テーマが用意されていました。

私が過去に独り言英会話に取り組んでいたとき、毎回自分でテーマを考えることに苦労していましたが、スピフルを使えばテーマ決めの悩みから解放されそうです。

独り言のテーマを決めると学習画面に遷移して、画面下のマイクボタンをタップすると１分間タイマーが起動して録音が始まりました。

独り言英会話では相手に伝える情報を整理する概念化スキルが鍛えられますが、いきなり１分間話し続けることは相当ハードルが高いと思います。スピフルでは独り言の内容をメモ書きできるスペースが用意されているので、初心者でも無理なく取り組める仕様になっていました。

１分間の独り言が終わるとスピフルが自動で書き起こしてくれた英文を確認した後、私の場合は数十秒ほどでAI添削の結果が還元されました。

添削内容は、時制や前置詞などの文法ミスの指摘とより自然な表現へのアドバイスの2種類で、いずれも添削精度の高さに驚きました。

一方で、複数回AI添削を試したものの改善点は全て3箇所のみだったため、AI添削以外の文法ミスの有無が気になる方は、書き起こされた英文を自分で確認する必要があるかもしれません。

独り言英会話トップ画面右上の「添削一覧」をタップするとこれまでの添削結果が時系列順で表示されるため、自分の間違えやすい表現の把握や自分の成長の確認などに活用できるでしょう。

スピフルを体験して感じたメリット

本章では、管理人が実際にスピフルの学習プログラムを体験して感じた口頭英作文と独り言英会話のメリットをそれぞれ紹介していきます。

スピフルの口頭英作文のメリット

メリット①｜ビジネス例文が充実している

実際にスピフルの口頭英作文トレーニングを受けてみて、収録されているビジネス例文の質の高さを改めて実感しました。

口頭英作文の「ビジネス」ジャンルには基礎編から応用編まで計6コースが用意されているため、英語初級者から中上級者まで、ビジネス現場でそのまま使える例文を使いながら効率的にビジネス英会話スキルを習得できます。

メリット②｜録音機能が復習に活用しやすい

スピフルの録音機能によって自分が発声した英語と正しい英文を正確に比較できるため、効果的な復習が可能になる点も大きなメリットの一つと言えます。

口頭英作文では自力で日本文を英訳するため発言内容は記憶に残りやすいものの、時制や前置詞など細かな部分まで記憶に留めておくこと容易ではありません。

しかし、スピフルでは録音機能のおかげで自分の音声を何度でも聞き返せるため、自分が間違えやすい苦手な表現を正確に認識した上で次回のアウトプット学習に活かすことができます。

また、スピフルには正しい英文の読み上げ機能も搭載されているため、自分の発音と英語ネイティブの発音を聞き比べて発音トレーニングに応用することもできるでしょう。

メリット③｜発話スピードを確認できる

スピフルでは例文ごとに何秒かけて英訳したかも記録化してくれるため、より短期間での文章化スキル向上が期待できます。

スピーキングにおける文章化スキルでは、伝えたいメッセージをいかに時間をかけず瞬間的に英訳できるかが問われます。仮に、口頭英作文で正しい英文を組み立てて発話できたとしても、何十秒と時間を費やしていては実践的な文章化スキルが身についたとは言えません。

英作文の正解不正解だけでなく発話スピードの改善も意識したトレーニングが重要であり、スピフルはその手助けをしてくれるサービスと言えます。

スピフルの独り言英会話のメリット

メリット①｜AI添削機能の精度が高い

スピフルの独り言英会話トレーニングを体験してみて、スピフルのAI添削機能の精度の高さに驚かされました。

英文法の細かいミスを正確に指摘してくれるだけでなく、英文全体の流れを踏まえたより自然な英語表現を教えてくれるため、独学では気づけない自分の課題を認識することで質の高いインプット学習が可能となります。

メリット②｜自動書き起こし機能が復習に活用しやすい

AI添削のためにスピフルが独り言内容を自動で書き起こしてくれる機能も、独り言英会話の復習に取り組む上でとても便利だと感じました。

自分で内容を考えて発話した英語には、自分が頻繁に使いがちなフレーズや間違えやすい文法表現など貴重なインプット情報が詰まっています。

同じフレーズばかりに頼ってしまう場合には別の言い回しを調べてみたり、間違えやすい文法表現については次回アウトプット学習に向けてリスト化しておくなど、より効果的な復習が可能になるはずです。

メリット③｜独り言のテーマ選びに困らない

体験レビューでも触れましたが、スピフルには豊富な独り言テーマが用意されているため、学習のたびにテーマ探しに悩まされなくなる点も魅力の一つです。

私が過去に独り言英会話に取り組んでいたときは、テーマ決めに疲れて途中から「今日の出来事」ばかり選んでいました。

同じテーマでトレーニングを繰り返すやり方にも過去のインプット学習内容をアウトプット学習で活用しやすいメリットがありますが、英語表現の幅を広げる観点ではあまり効率的ではありません。

スピフルを使えば、幅広いテーマを通じて実践で通用する概念化スキルと文章化スキルを効率的に鍛えられるでしょう。

スピフルを体験して感じたデメリット

前章では管理人が実感したメリットを紹介しましたが、スピフルを使ってみて不便に感じる点もありました。本章では、口頭英作文と独り言英会話のデメリットをそれぞれ紹介していきます。

スピフルの口頭英作文のデメリット

デメリット①｜ビジネス関連以外の例文が少ない

スピフルの口頭英作文の教材は、全６コース（408レッスン）のうち「日常」ジャンルは計2コース（112レッスン）と「ビジネス」に比べて収録されている例文が少なく感じました。

プライベートで使える英会話スキルの習得のみが学習目的の場合、スピフルは必ずしも最適な選択肢ではないかもしれません。

また、「ビジネス」ジャンルの学習コースは基礎編から用意されているため、初心者でも取り組みやすいプログラムになっています。とは言え、ビジネス英単語を全く知らない英語レベルの人にとっては学習負荷が相応にかかってくる点は留意が必要でしょう。

デメリット②｜気になる例文のリスト化はできない

スピフルの口頭英作文の教材に個々の例文をまとめて管理する機能がない点は、復習の効率性の観点でマイナスに感じました。

スピフルのビジネス例文の質が高いため、レッスンを進めているとビジネス現場で頻出の単語や覚えておくと便利そうなフレーズが何度も登場します。

しかし、気になる例文をお気に入り登録するといった機能がないため、復習する場合には合計408レッスンに点在する例文を一つずつ確認しなければいけません。

復習のために自分専用の例文リストを作りたい人は、スピフル以外のメモ帳アプリなどに都度書き留めていく方法をおすすめします。

スピフルの独り言英会話のデメリット

デメリット①｜AI添削機能が1日1回しか使えない

スピフルの独り言英会話のメリットとして紹介したAI添削機能ですが、1日1回しか使えない点は同時にデメリットでもある言えます。

前述の通り、スピフルには数多くの独り言テーマが用意されているため、独り言に慣れてくると1日2回以上トレーニングすることも十分可能です。しかし、AI添削の提出は1日1回までのため、2回目以降の独り言内容は添削されないだけでなく、スピフルアプリ内で記録化もされない点は不便に感じました。

但し、添削一覧に残らないものの、2回目以降の独り言英会話トレーニングでも発言内容の自動書き起こしはしてくれるため（但し保存はされない）、自主添削を前提に繰り返し取り組むことは可能でした。

デメリット②｜AI添削で全ての文法ミスを指摘してくれない

体験レビューでも述べましたが、私が7日間体験した限りではAI添削1回当たりのアドバイスは全て３箇所だったため、必ずしも「AI添削で指摘されなかった英文＝完璧な英文」ではない点は注意が必要です。

実際にわざと英文法ミスを4つ以上含めた独り言を提出したところ、やはりAI添削で指摘を受けたのは3箇所のみでした。AI添削結果だけを確認するのではなく、自分の目で発言内容を通し読みした方が多くの気づきを得られるかもしれません。

一方で、過去の私の実体験を振り返っても、英語初心者が1分間の英語スピーチをすると間違いだらけのはずです。発言内容の全てを完璧に復習しようとすると膨大な学習時間を要します。丁寧な復習は素晴らしいことですが、あまり学習負荷をかけてしまうと挫折の原因になりかねません。

英語学習で最も重要なのは毎日コツコツ継続すること。完璧を求めすぎず、AI添削の3つの指摘を集中的に復習しながら、無理ないペースで独り言英会話を続けるやり方も選択肢に含めてみてください。

スピフルを効果的に活用できる人の特徴

7日間の体験を踏まえた、スピフルの学習プログラムを最大限活用できる人の特徴は次の3点です。

ビジネス英会話スキルを身に付けたい人

繰り返しになりますが、スピフルには現役社会人の私からみても、実践でそのまま使えるビジネス例文が多数収録されています。

口頭英作文（または瞬間英作文）の教材は書店に数多く並んでいますが、ビジネスの観点で例文があまり実用的でないものが大多数です。

最短距離でビジネス英会話スキルを身につけたい社会人にとって、スピフルは学習効率を飛躍的に高めてくれる強い味方になるでしょう。

英単語＆英文法の基礎知識がある人

スピフルはスピーキング学習に特化した学習アプリのため、そもそも英会話の土台となる基礎単語＆文法知識が全くない人にはあまりおすすめできません。

反対に、中学レベルの基礎知識がある人であれば、スピフルが提供するインプットとアウトプットのサイクルを意識した学習プログラムを通じて、短期間で「知っているだけの英語表現」を「会話で使いこなせる英語表現」にレベルアップさせることが可能です。

1日15分でも毎日学習時間を確保できる人

スピフルはサブスク型の有料アプリなので、毎日コツコツ学習を続けられる人に向いているサービスと言えます。

AI添削機能が1日1回しか使えない点をデメリットとして挙げましたが、そもそも毎日学習を続けられない人にとっては宝の持ち腐れになってしまいます。毎月数千円を英語学習に投資する以上、投資額以上の成果の獲得を目指しましょう。

一方で、忙しい社会人にとって、毎日まとまった学習時間を確保することは容易ではありません。

スピフルが提供する口頭英作文トレーニングは１レッスン（10問）単位で受講可能、独り言英会話トレーニングも予習復習時間を含めても10分程度で対応できるため、通勤時間や昼休憩などのスキマ時間を活用して無理なく取り組めるでしょう。

スピフルに関する口コミ・評判

スピフルに関するQ&A（※2024年4月時点）

まとめ

本記事では、スピフルの本音レビューとスピフルに向いている人の特徴を紹介しました。

瞬間英作文と独り言英会話の学習効果の高さは本ブログの別記事でも紹介していますが、今回プログリット社がリリースしたスピフルは、最新のAI技術を活用して2つのスピーキング学習法の効果を最大限引き出している学習アプリだと感じました。

現在、スピフルでは７日間の無料トライアルを提供しているので、実践的な英語力を身につけてキャリアの幅をグローバルに広げたい方は、まずは無料体験を試してみましょう。

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