「英語が話せなくて悔しい」は成長の第一歩!元駐在員おすすめのスピーキング勉強方法を紹介

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  • 道ばたで外国人に話しかけられてフリーズしてしまった
  • 英語の会議で発言を求められたのにうまく話せなかった
  • 英語を話せず悔しい思いをして落ち込んでいる

80点英語ブログ運営者のゆうです。

「英語を話せず悔しい思いをした」。英語学習に取り組んでいる人であれば一度は経験したことがあるでしょう。普段勉強を頑張っている人ほど、悔しい思いを長く引きずりがちです。

私も英語学習を始めて間もない頃は、英語を話せずに何度も悔しい思いしましたが、当時の経験があったからこそ、現在では英語を使ったグローバルな仕事に携わっています。

本記事では、英語力を鍛える上で悔しかった経験が非常に重要な理由と、私の実体験に基づく英語を話せるようになるおすすめ勉強法を4ステップで紹介します。

英語が話せず悔しい思いをしたエピソード3選

学生時代のエピソード

大学生3年生の夏季休暇中に1ヶ月間の交換留学プログラムに参加して、人生初の海外プチ生活を経験した時のエピソードです。

当時の英語力はごく簡単な英語の聞き取りとカタコト英語をなんとか発信できる程度。お世辞にも英会話が得意とは言えない状態でした。

ある日、アメリカ人学生グループが私を含む日本人留学生を遊園地に連れて行ってくれて、私には2名の現地学生が付き添ってくれました。初めのうちは彼らもなんとか私とコミュニケーションを図ろうと努力してくれたものの、殆んど意思疎通ができない状況に諦めムードが漂い始め、最終的には私を他所に二人で雑談を始めてしまいました

無理矢理にでも彼らの会話の輪に入ろうとする勇気もなく、悔しさを噛み締めながら二人の少し後ろをひとり黙って歩いていました。

若手社員時代のエピソード

2つ目のエピソードは、社会人になって間もない頃の出来事。当時部署で一番の若手だったため、離席中の先輩にかかってくる電話の代理応答を任せられていました。

海外とのやりとりもある部署だったため、代理応答した電話から英語が聞こえてくることもちらほら。そもそも英語で人と話すことに慣れていませんでしたが、相手の顔が見えない上に突然かかってくる電話応答に強い抵抗感を持っていました

「今は会議中のため担当者が不在です」や「折り返しお電話させますので名前と電話番号を教えていただけますか?」などの想定会話フレーズを英訳したメモを手元に置いていましたが、いざ英会話が始まると緊張してしまい、メモを見る余裕もなく右往左往していました

ある先輩からは「お前はもう俺の電話が鳴っても取らなくていい!」と言われてしまい、悔しい気持ちを抱きながらも海外番号からの電話が鳴るたびにビクビクしていました。

駐在員時代のエピソード

最後の悔しい想い出は、私が駐在員として海外派遣されて間もない頃の体験です。駐在員の仕事の一つとして、課長職の現地社員たちと各課のビジネス戦略を話し合い、その内容をレポートにまとめて部長や本部長に報告していました。

当時取り組んでいた瞬間英作文トレーニングのおかげで基礎的な英会話には対応できたものの、より具体的な議論ができるほどの英語力は身についていませんでした。

英語力不足を補うために議論の流れを予想して話したい内容を事前に英訳してノートに書き込んでいましたが、議論が予期せぬ方向に進んでしまうと、途端に十分なコミュニケーションができなくなりました

一部の現地社員からは「なんで英語ができない人が海外部署に来るんだ」というオーラをひしひしと感じ、会議中にため息をつかれながら話し続けたこともありました。なんとか頑張って議論した内容を英語資料にまとめる作業も、日本語なら定時前に終わりそうなものを深夜残業して対応していました

「もっと英語ができればなぁ」とぼやきながら夜遅く帰路についていた光景は、今でも鮮明に覚えています。

悔しい経験が英語力を伸ばす鍵になる3つの理由

私の悔しい思いをしたエピソードの一部を紹介しましたが、これら一つひとつの経験が私の英語力を大幅に伸ばすきっかけになりました。本章では、悔しい経験が英語力の強化に直結する3つの理由を紹介します。

強いモチベーションを生み出す

英語学習で最も重要なのが英語学習を継続すること。悔しい経験は学習継続に必要な強いモチベーションの原動力になります

私自身、学生時代から社会人にかけて何度も悔しい経験をして学習モチベーションを維持できたおかげで、今では仕事で困らないレベルの英語力を身につけることができました。但し、当時の辛い経験は今でも鮮明に覚えています。笑

自分が目指したい姿を具体的にイメージできる

英語を話せなかった悔しい経験は、英語を話せる自分の理想の姿を具体的にイメージする手助けをしてくれます。具体的かつ明確な目標を持つことも、英語学習を継続する上でとても重要です。

学生時代の経験から英語を話せるようになって「現地の学生と笑い合いながら遊園地で楽しいひとときを過ごしている姿」を鮮明にイメージして英語学習に取り組み続けた結果、駐在員時代には年の近い現地社員たちとお酒を飲みに行ったり休日に旅行に行くなど楽しい時間を過ごすことができました。

英語を話せない原因を把握できる

英語が話せなかった経験を通じて、自身の英語を話せない原因を適切に把握することができます。ひと言で英語が話せないと言ってもその原因はさまざまです。

例えば、私の学生時代は英語スピーキング基礎力の不足、若手社員時代は英語で話すことに対する抵抗感、駐在員時代は使いこなせる英語表現の少なさが英語を話せない原因でした。

今の自分が「できること」と「できないこと」を正しく把握することで、次にどのような英語学習に取り組むべきかが明確になり、効率的かつ短期間で英語力を伸ばせるようになるのです。

「英語が話せない」は日本人共通の悩み

本記事を読んでいる方の中には、私と似たような悔しい経験をした方もいるのではないでしょうか。しかし、英語が話せない悩みは私たちだけが抱えているわけではありません。そもそも、日本人の英語力は世界全体と比較して決して高くないのです

世界各国の英語力を測る指標として有名なEF EPI英語能力指数は、200万以上の膨大な英語試験データに基づき計111カ国・地域の英語力をスコア化、5グループに分類しています。

2022年度の調査結果では、日本は111カ国中なんと80位。下から2番目の「低い英語能力」グループに分類されています。

多くの日本人は中高6年間で英語を体系的に学んでいるため、英語知識のインプット量は他国に決して劣っていません。それにもかかわらず多くの日本人が英語に対して苦手意識を持っているのは、日本の英語教育がインプット学習に特化して、語学で重要なアウトプット学習を疎かにしていることが大きな原因と言えるでしょう。

裏を返すと、アウトプット学習を正しく取り込んだ英語学習方法を採用すれば、日本人でも必ず英語を話せるようになるのです。

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英語を話せるようになる勉強方法を4つのステップで解説

悔しい経験を通じて、英語学習に対する高いモチベーションや明確な目標設定、自分の弱点の把握をした上で効果的なスピーキング学習法を実践すれば、必ず英語を話せるようになります。

本章では、私が実際に英語を自由自在に話せるようになるまでに実践してきた勉強法を4ステップで解説していきます。

ステップ1:最低限の語彙力・文法知識を身に付ける

中学レベルの英語土台知識に自信がない人は、本格的なスピーキング学習を始める前に英単語帳と文法書を1冊ずつやりこんでください

土台知識がないままスピーキング力を鍛えても、語彙力が弱いと表現の幅が極端に狭まってしまう上に、正しい文法知識がなければ自分が伝えたいメッセージを正しく相手に着信してもらえません。

一見遠回りに感じるかもしれませんが、基本的な単語・文法力を習得しておくと、ステップ2以降のスピーキング学習効果が飛躍的に高まり、結果的に最速で英語を話せるようになるはずです。

ただし、あまり単語学習や文法学習に時間とリソースをかけすぎないように注意してください。目的はあくまで英語を話せるようになることで、難解な単語・文法知識がなくてもビジネス現場における英語コミュニケーションは十分可能です。

ステップ2:瞬間英作文でスピーキング基礎力を習得する

中学レベルの英単語・文法知識を習得したら、瞬間英作文を通じて基礎的なスピーキング力を鍛えていきます

瞬間英作文は、日本文の内容を素早く英訳して発話するスピーキング学習方法です。瞬間英作文トレーニングを繰り返すことで英語変換に要する時間が短縮されて、英語が自然と口から出てくる状態になります。

そもそも私たち非ネイティブは、以下3つの手順を踏んで英語を発話していますが、多くの日本人が英語を話せない最大の原因は2番目の「考えた内容を英文に変換する」にあります。

英語を話す際の3つの手順
  1. 頭の中で話すことを考える
  2. 考えた内容を英文に変換する
  3. 変換した英文を声に出して伝える

考えた内容を英文に変換する」手順では、自分が話したい内容を既に記憶している英単語・文法知識を脳内で組み合わせて英作文します。日本人は文章化スキルが圧倒的に不足しているのです。

そんな文章化プロセスの鍛錬に特化したスピーキング学習法が瞬間英作文トレーニングです

瞬間英作文トレーニングで習得できる2つのスキルは、話したい内容を考えてから口を動かして発話するまでのタイムラグを限りなくゼロに近づけてスムーズな会話を可能にします。

瞬間英作文トレーニングで習得できるスキル
  1. 頭の中から必要な英単語や英文法の知識を瞬時に取り出すスキル
  2. 取り出した知識を組み合わせ、スムーズに英訳するスキル

瞬間英作文トレーニングは賛否両論のあるスピーキング学習法ですが、否定的なコメントをしている人の多くは、間違った学習方法や教材選びが原因で期待する学習効果を得られていません。一人ひとりの学習目的や英語レベルに合わせた教材を使って正しいやり方で実践すれば、必ずスピーキング力は上達します。

ステップ3:英会話レッスンで実践経験を積む

瞬間英作文トレーニングでスピーキングの土台スキルを身につけたら、英会話レッスンを活用して実際に英語で話しをする経験を積んでいきます

実際に会話をしてみると、思ったように口が動かずスムーズに話せないことを実感するでしょう

英語で話す経験を積み重ねる過程で「上手く話せない苦手な英語表現を認識する次回レッスンの会話に積極的に取り入れて使いこなせるようにする」サイクルを繰り返すことで、実践で使いこなせる英語表現の幅を効率的に広げられます。多くの日本人が苦手意識を持っている「英語で話すという行為」にも慣れる効果も期待できます。

英会話レッスンの中でも、自分の好きな時間帯に自宅からレッスンを受講できるオンライン英会話スクールが日々忙しい社会人におすすめです。社会人にとって貴重な自由時間である早朝や深夜時間を有効活用できたり、急な残業や宴席にも対応可能な柔軟なキャンセルポリシーなど多くのメリットがあります。

以下記事で管理人の実体験に基づくおすすめスクールを紹介しているので参考にしてください。

>>管理人が厳選した社会人向けのおすすめオンライン英会話スクールはこちら

ステップ4:英借文トレーニングで英語表現の幅を広げる

瞬間英作文で習得したスピーキング基礎力を英会話レッスンという実践環境で鍛えつつ、英借文トレーニングで会話で使える英語表現を増やしていきます

英借文トレーニングは、ネイティブが使う自然で流暢な英語表現を借りてきて英作文するスピーキング学習法。汎用性が高く使いやすそうな英語表現を見つけたら、普段の職場での会話を意識した会話フレーズをいくつか準備します。

英借文トレーニングで使う会話フレーズを準備する例

【英語表現】come up with:考案する

  • We need to come up with a marketing campaign to boost our product sales.
    • 製品の販売を増やすためにマーケティングキャンペーンを考案する必要があります。
  • Can you come up with a proposal for the upcoming project by the end of the week?
    • 今週末までに、次回のプロジェクトに対する提案を考案できますか?
  • Last year, our team came up with a cost-effective strategy.
    • 昨年、私たちのチームはコスト効果の高い戦略を考案しました。

会話フレーズを準備できたら瞬間英作文や英会話レッスンなどアウトプットトレーニングを繰り返すことで、職場でも自然とネイティブ英語でコミュニケーションを図れるようになります。

さらに英会話レッスンは、英借文トレーニングのアウトプット学習法として活用できるだけでなく、講師から直接ネイティブ表現を教えてもらえるため、より効率的にリアルな会話フレーズの習得が可能になります。余力のある人は英会話レッスンとの併用を試してください。

まとめ

本記事では、英語を話せず悔しい思いをした私の実体験を紹介して、英語学習における挫折経験の重要性とおすすめのスピーキング学習法を解説しました。

悔しい経験をした直後は、今まで努力してきた英語学習が全て無駄だったと気持ちが落ち込んでしまいがちですが、挫折は挑戦したことの証です。

英語力のさらなる成長に繋がる貴重な経験として、ぜひ前向きに捉えてください。本ブログで紹介している学習方法を実践すれば、必ずビジネスで通用する英語力を身につけられることを約束します。

>>仕事で使える実践的な英語力を体系的に習得できる学習ロードマップはこちら

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