
- 英語学習の中でも特にリスニングが苦手だ
- さまざまなリスニング学習に取り組んでいるが成果に繋がらない
80点英語ブログ運営者のゆうです。
「英語の音が早すぎて、聞き取れない…」そんな悩みを抱える社会人の方は多いのではないでしょうか。
学校教材に収録されていたゆっくりハキハキした英語音源ならなんとか聞き取れていたのに、いざ実践の英会話となると話の内容が全く入ってこない——これは決して珍しいことではありません。
特に社会人は、時間がない・集中力が続かない・何から始めればいいか分からないという3重苦に陥りやすい状況です。
さらに、英語を聞きとれない原因は人それぞれ異なるため、闇雲にリスニング対策に取り組んでも期待した学習効果を上げられません。
本記事では、英語リスニング力が伸びない6つ原因とそれぞれの対処法を紹介します。自分に当てはまる原因を把握して、効率的にリスニング力を強化してください。
- 日本生まれ日本育ちの社会人(TOEIC初回スコア480点)
- 正しい英語学習法と出会い、1年間でTOEIC865点を獲得
- その後4年間の海外駐在を経て、現在も海外ビジネスに従事
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英語が聞き取れる社会人が持っているリスニングスキルとは?

そもそも英語を聞き取れる状態とは、下記2つのスキルを体得している状態を意味します。
- 英語の音を理解するスキル
- 英語の意味を理解するスキル
1つ目の英語の音を理解するスキルですが、相手の話の内容を理解するには、まずは話し相手の音声から発話している英文を正確に把握する必要があります。

アムガナアテンザミーティングトゥカマップウィズァグダイディアウィズマイカリグス。

Aさんの英語の音から察するに「I’m ganna (=going to) attend the meeting to come up with a good idea with my colleagues.」と言ったのかな。
ただし、「英語の音を聞きとれる=英語を聞きとれる」というわけではりません。
2つ目の英語の意味を理解するスキルを用いて、聞き取った英文を会話に置いていかれない早いペースで日本語訳しながら意味を理解することで、初めて英語を聞き取れるようになるのです。

Aさんは会議に参加する予定なんだ。いいアイディアを考え出したいのか、同僚と一緒に。
つまり、英語を聞き取れないのは、英語の音と意味を理解するスキルのいずれか(or両方)が不足していることが原因と言えます。
裏を返すと、この2つのスキルさえ取得できれば、誰でも必ず英語を聞き取れるようになります。
なぜ英語が聞き取れない?社会人に多い6つの原因

前章では、英語を聞き取れない根本的な原因は英語の音理解スキルと意味理解スキルの不足だと解説しましたが、それぞれのスキル不足の理由を掘り下げていくと6つの詳細な原因が見えてきます。
そこで本章では、音理解スキルと意味理解スキル別に、英語リスニング力が伸び悩む具体的な原因を解説していきます。
社会人の英語リスニングが伸びない3つの原因【音理解スキル編】
英語の音理解スキルの不足に関連する英語リスニング力が伸びない具体的な原因は以下3つです。
- 日本語と英語の音の違いを理解していない
- 英語の音声変化を理解していない
- 英語の聞き取りスキルを体得できていない
それぞれ詳しく解説していきます。
原因① 日本語と英語の音の違いを理解していない
日本語と英語では言語が持つ音のリズムが全く異なるため、2言語間の音の違いを理解していないうちは英語の音を聞き取れるようにはなりません。
英語はリズミカルな言語と呼ばれており、ネイティブスピーカーは音節ごとに抑揚を強く意識しながら発話しています。

太字は強くゆっくり、それ以外は弱く素早く、赤字に山頂が重なる波形リズムで発声
一方で、私たちの母国語である日本語は、音節ごとに同じのストレスをかけて同じスピードで発話される抑揚が少ないため、音のリズムの観点で英語とは対極的な言語に分類されます。
わ・た・し・は・じょ・う・し・と・か・い・ぎ・に・さ・ん・か・し・ま・し・た。
全ての音節に等しくストレスをかけて、一定のスピードで発声
このように日本語と英語では音のリズムが大きく異なるため、文章を読めば簡単に理解できる内容でも会話になると途端に聞き取れなくなる状況が発生してしまいます。

例えば、野球でストレートしか球種を知らない打者は、緩急をつけた変化球に対応できません。ピッチャーが投げる球種を理解し対応できる訓練が不可欠で、英語も同じ話です。
英語の音を理解するためには、英語の音のリズムを正しく理解することが重要な第一歩なのです。
原因② 英語の音声変化を理解していない
英語の音源スクリプトを音読するときに、英単語を1語ずつはっきり発音している人は、英語の音声変化を理解できていない可能性があるため注意が必要です。
英語ネイティブが会話をする際、必ずしも英単語を1語1語丁寧にはっきり発音せず、単語同士をくっつけたり部分的に省略するなどして発音を変化させています。
例えば、「would you」を単語ごとにはっきり発音すると「ウッドゥ ユー」ですが、英会話では「ウジュー」と発音されます。
would you [wə(dʒ)júː]: ウッドゥ_ユー ⇒ ウジュー

「would you = ウッド ユー」と認識している人が「ウジュー」という音を聞いても、脳内で「would you 」と紐付けできず、英語を聞き取れない状態に陥ってしまいます。
この英語の音声変化は一見複雑に見えますが、たった5つのパターンを覚えてしまえば十分対応可能です。
- 連結(リンキング)
- 脱落(リダクション)
- 変化(フラッピング)
- 同化(アシミレーション)
- 短縮形(コントラクション)
本記事で英語の音声変化の存在を知った方は、この機会に以下記事からこれら5パターンの音声変化を覚えてしまいましょう。
原因③ 英語の聞き取りスキルを体得できていない
先述の英語の音のリズムや音声変化を既に理解しているにも関わらず、英語音源を聞いても音を理解できない場合、トレーニング不足に原因があると言えるでしょう。
英語はスポーツと同様に「知っている」から「できる」という訳ではありません。
野球でフォークボールを投げる時の握り方や投球フォームを覚えたからと言って、すぐに変化球を投げられるようにはならないはずです。

何十回・何百回と投球練習を繰り返すことで変化球を投げられるように、英語も地道なトレーニングの継続が重要なのです。
英語リスニングでも、英語の音のルールを正しく理解した上で繰り返し音源を聴くことで、初めて実践的な聞き取りスキルを体得できるようになります。
社会人の英語リスニングが伸びない3つの原因【意味理解スキル編】
英語の意味理解スキルの不足に関連する英語リスニング力が伸びない具体的な原因は以下3つです。
- 英会話に必要な基礎知識が不足している
- 英語の情報処理が遅い
- 話の全体像を把握できていない
それぞれ詳しく解説していきます。
原因④ 英会話に必要な基礎知識が不足している
音源スクリプトに目を通して内容を理解できていない場合、英会話に必要な基礎知識が不足しています。
リスニング対策となると多くの人が音の聞き取り練習に注目しがちですが、そもそも読めない英文は聞いても内容を理解することはできません。

当たり前の話だと思うかもしれませんが、実際に、基礎知識不足で英語を聞き取れていない人の多くがその原因を理解しないまま音理解のトレーニングに取り組んでいます。
「リスニングが苦手=音の聞き取りが苦手」と決めつけずに、音源スクリプトを一読してみて、知らない英単語や文法知識がどの程度含まれているか確認してみましょう。
ただし、リスニング音源としてスラングが多用されている海外ドラマや自分の仕事と接点のない専門領域に関するテーマを選んでしまうと、学習目的である「ビジネス英語の習得」に不要な語彙強化に貴重な時間を割くことになるため注意してください。
原因⑤ 英語の情報処理が遅い
音源スクリプトを読んで内容を理解できても、英文を行ったり来たりしながら時間をかけて読み込んで理解できるレベルだと、英会話で求められる意味理解スキルには届いていません。
英語を理解するうえで、自分のペースで情報処理ができるリーディングと違い、リスニングでは相手が話すペースに合わせて情報処理していく必要があります。
言い換えると、英文の内容を返り読みをしながら日本語の語順で理解している限り、リスニングに必要な意味理解スキルは身につきません。
英文を文頭から英語の語順のまま理解できるトレーニングに取り組んで、英語の情報処理能力を向上させていきましょう。

一つの目安として、TOEICリーディングで大問を4つ以上残して時間切れになってしまう方は、英語の情報処理の遅さが原因でリスニングが伸びていない可能性が高いです。
原因⑥ 話の全体像を把握できていない
英語音源と同じ速度で意味を追えたとしても、聞き終わった後に話の要点や全体の流れを把握できていない場合、意味理解プロセスに負荷をかけ過ぎている可能性が高いです。
音源に収録されている英文全てを正確に聞き取り意味を理解するに越したことはありませんが、1文ずつ完璧な聞き取りを意識し過ぎて脳内リソースを消費し過ぎてしまい、話の全体像を掴む余力が無くなってしまう人も非常に多いです。
勿論、リスニング力を地道に伸ばしていって完璧なリスニングを目指すこと自体は否定しません。
しかし、効率的に仕事で通用するビジネス英語力を身につけたい方であれば、完璧主義を捨てて要点を押さえることを意識したリスニングをおすすめします。

私たち日本人同士の会話であれば、多少聞き逃したフレーズがあっても意味を補完しながら自然と会話を続けられますよね。英会話も肩肘はらず同じ感覚で臨みましょう!
多少聞き逃した箇所があっても、前後の話の流れから内容を推測し補完しながら話の大まかな流れを把握できるようになれば、会話を中断することなく意思疎通ができるようになります。
忙しい社会人でも継続できる!おすすめ英語リスニング勉強法6選

前章で紹介した6つの英語を聞き取れない原因を踏まえた、仕事で忙しい社会人でも効率的にリスニング力を伸ばせるおすすめ学習方法は以下の6つです。
- 英単語学習
- スラッシュリーディング
- オーバーラッピング
- シャドーイング
- 多聴トレーニング
- 英会話レッスン
それぞれ詳しく解説していきます。
英単語学習
原因④ 英会話に必要な基礎知識が不足している
音理解スキル | ★★☆☆☆ |
意味理解スキル | ★★★★★ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
英会話に必要な基礎知識が不足している方は、まずは英単語帳を1冊ずつやり込んでみましょう。

私の実体験からも、英単語帳を1冊をしっかりやり切るだけで、聞き取れる英語の幅が圧倒的に広がりました。
一方、英単語学習やは退屈な暗記作業の繰り返しで、モチベーションの維持が容易ではありません。
英検1級やTOEFLなど難関試験を受験するわけではないので、ビジネス英会話に必要な最低限の語彙力として1,000語程度の軽めの英単語帳を1冊やり込むだけでOKです。
英単語帳選びに迷った方は、私が駐在時代に愛用していた以下の教材を試してみてください。

短期間で効率的に英会話に必要な語彙力を習得できるおすすめの暗記術を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
スラッシュリーディング
原因⑤ 英語の情報処理が遅い
音理解スキル | ★★☆☆☆ |
意味理解スキル | ★★★★★ |
難易度 | ★★☆☆☆ |
スラッシュリーディングは、意味のまとまりで区切った英文を用意して、返り読みをせずに文頭から意味を追っていくアウトプット学習法です。
文書を斜線(/)で区切りながら読んでいくことから、スラッシュリーディングと呼ばれています。
- 【英文】My generation enjoys / a lot more leisure time, / which makes our lives more fulfilling / and enables us / to follow our passions. /
- 【日本語訳】同世代のみんなは楽しんでいるよ / もっと自分の時間を / おかげで人生をさらに満喫できるんだ / それにできるようになるよ / やりたいことに熱中できるようにね
スラッシュリーディングに取り組むことで英文を英語の語順のまま理解できるようになり、リスニングで求められる水準の英語の処理能力を身につけることができるはずです。
オーバーラッピング
原因① 日本語と英語の音の違いを理解していない
原因② 英語の音声変化を理解していない
音理解スキル | ★★★★★ |
意味理解スキル | ★★☆☆☆ |
難易度 | ★★★☆☆ |
オーバーラッピングは、教材スクリプトを読みながら英語音源と自分の声が重なるように同じペースで音読するアウトプット学習方法です。
【 教材の英語音源 】I would like to talk about what are important things in my life.
【オーバーラッピング】I would like to talk about what are important things in my life.
英語音源を聞きながらネイティブスピーカーと同じ発音・リズム・音声変化を意識して音読するため、独学でも効率的に英語の音の理解を深められます。
なお、オーバーラッピングでは英語スクリプトを読みながら音読してOKなので、英語初級者でも無理なく取り組められる点も魅力の1つと言えるでしょう。
余裕がある方は、事前にディクテーションで自分の苦手な英語の音を把握しておくと、オーバーラッピングで特に注力すべき音源パートが可視化されて学習効果が高まるのでおすすめです。
シャドーイング
原因③ 英語の聞き取りスキルを体得できていない
原因⑥ 話の全体像を把握できていない
音理解スキル | ★★★★★ |
意味理解スキル | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★★ |
シャドーイングは、英語音源を聞きながら0.5〜1秒ほど遅れたタイミングで追いかけるように音読するアウトプット学習方法です。
【教材の英語音源】I would like to talk about what are important things in my life.
【シャドーイング】(0.5〜1秒)I would like to talk about what are ‥
シャドーイングもオーバーラッピングと同様に、音声変化を含むネイティブ英語の音源を正確に再現しながら音読するため、効率的に正しい英語の音ルールを体得できます。
さらに、シャドーイングの音読は、聞き取った英語の音に基づいて文頭から意味を追いかけていくため、リスニングに不可欠な意味理解スキルも同時に鍛えることができます。
シャドーイングを通じて本質的なリスニング力を鍛えることで、英語の聞き取りにかかる負荷が小さくなり、会話の全体像の把握も容易になるはずです。
英語初心者でも無理なくシャドーイングに取り組めるよう、3つの学習ステップに分解した取り組み方を以下記事で解説しているので参考にしてください。
多聴トレーニング
原因⑥ 話の全体像を把握できていない
音理解スキル | ★★★★☆ |
意味理解スキル | ★★★★☆ |
難易度 | ★★★★☆ |
多聴トレーニングとは、文字どおり数多くの英語音源に触れながら英語の聞き取りスキルを強化する学習法です。
TOEIC試験や市販の英語教材などキレイな英語の音は聞きとれるのに、ラジオやドラマなどのリアルな英語の音は聞き取れない悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
一言で英語と言っても、アメリカ英語やイギリス英語、非ネイティブの母国語アクセントに引っ張られた独特の英語など、世の中には多種多様な英語の音が存在します。
多聴トレーニングを通じて自分の苦手な英語の音を克服しつつ、100%完璧な聞き取りを目指さずに聞き取れた情報から会話全体の流れと要点を的確に把握する実践的なスキルを習得してください。
英会話レッスン
原因③ 英語の聞き取りスキルを体得できていない
原因⑤ 英語の情報処理が遅い
原因⑥ 話の全体像を把握できていない
音理解スキル | ★★★★★ |
意味理解スキル | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★☆ |
英語学習でも実践に勝るトレーニングはありません。最効率でスピーキング力を向上させたい人は、英会話レッスンの活用をおすすめします。
英会話レッスンでは実際に英語講師との英語コミュニケーションを通じて、実践的なスピーキング力だけでなくリスニング力も同時に鍛えることができます。
さらに英語講師からの定期的なフィードバックによって、独学では見えにくい成長過程を客観的に認識できるため、シャドーイングを含むその他の英語学習のモチベーション管理にも効果的です。
一方で、昨今は数えきれないほどの英会話スクールが設立されていて、中には質の低い講師や学習プログラムを提供している企業も存在するため、スクール選びは本当に慎重に行う必要があります。
以下記事で、管理人の実体験を踏まえた社会人向けおすすめオンライン英会話を紹介しているので、自分に合ったスクールがあるか確認してみてください。
>>管理人が厳選した社会人向けのおすすめオンライン英会話スクールはこちら
社会人向け|おすすめの英語リスニング学習教材&サービス

巷には英語リスニング学習用の教材やサービスが数多く存在しますが、管理人の実体験から自信を持っておすすめできる学習教材&サービスを部門別に紹介していきます。
- 【書籍部門】究極の英語学習法 K/Hシステム 基本編
- 【アプリ部門】シャドテン(SHADOTEN)
- 【コーチング部門】The Past(ザパスト)
書籍部門|究極の英語学習法 K/Hシステム 基本編

- 著者が開発したシャドーイング中心の体系的英語学習方法に基づいたリスニング参考書
- 学習ステップごとに具体的な学習方法と学習用途別の日英スクリプトが用意されている
- 聞き取りやすいネイティブ男性による3-4分程度のスピーチ音源を2本収録
本書は、通訳・翻訳者である著者が駐在員など社会人向けセミナーで紹介していた「使える英語」を身につけるための体系的学習方法を書籍化したものです。
著者が開発したK/Hシステム英語勉強法では、英語を聞きとれるという最終目標までの過程を「音を理解できる」「意味を理解できる」「音と意味を同時に理解できる」という3つの学習ステップに区切り、それぞれの目標達成に合った音源や日英スクリプトを用意しています。
音源自体の数は3-4分のスピーチが2本のみですが、「ポーズ入り」や「日本語訳の挿入」など1つの音源を学習目的に応じて調整しているため、1つの音源からさまざまなスキルの習得が可能です。

私は学生のころリスニングが大の苦手でしたが、本書に出会ってTOEICスコアが400点近く伸びるなど劇的にリスニング力が向上しました!
アプリ部門|シャドテン(SHADOTEN)

- オンライン英会話「PROGRIT」の運営会社が提供する社会人向け英語リスニング学習アプリ
- 1,000以上の教材を通じたシャドーイング学習で英語の音を理解するスキルの習得を目指す
- ビジネス英語のプロによる毎日添削とLINEサポートで実践英語力を最短ルートで取得可能
シャドテンの基本情報
シャドテンは、人気オンライン英会話「PROGRIT」が提供する社会人向けのリスニング学習アプリ。
リスニング学習法の中でも学習効果の高さで有名な「シャドーイング」を通じて、多くの日本人が抱えている「英文を読めば理解できるのに聞き取れない」といった課題を解消し、英語リスニング力の向上をサポートしてくれます。
正式名称 | SHADOTEN |
サービス内容 | シャドーイングに特化したリスニング対策 |
対象技能 | リスニング |
料金プラン | 月額プラン:19,800円(税別) |
無料体験 | あり(7日間) |
シャドテンの学習プログラム
先述の通り、シャドテンの学習プログラムはシャドーイングに特化した内容となっています。
シャドーイングとは、英語を聞きながら影(shadow)のように追いかけて声に出して読むリスニング学習法。英語音源の音のリズムや文構造を正確に把握した上で、文頭から意味を追いながら自分の口を動かして発声することで、英語の音を理解するスキルと英語の意味を理解するスキルを体得できます。
- 英語の音を理解するスキル
- 英語の意味を理解するスキル
本ブログでもシャドーイングを非常に学習効果の高いおすすめのリスニング学習法として紹介していますが、残念ながらシャドーイング学習にもデメリットが存在します。
- 自分に合ったシャドーイング音源の確保が難しい
- シャドーイングは学習負荷が大きいため、特に英語初心者は挫折しやすい
- 独学では自分の英語の音の理解が正しいか判断が難しい
シャドテンは、上記デメリットを踏まえたシャドーイング学習プログラムを提供することで、アプリ利用者一人ひとりに対してシャドーイングの学習効果を最大限引き出すサポートをしています。
- 利用者一人ひとりの英語レベルに合わせた質の高い教材を提供
- 英語初心者でもシャドーイングに取り組める学習サポート機能が充実
- 英語のプロによる添削で独学では気づけない苦手な英語の音の克服をサポート
>>実際にシャドテンを体験した管理人の本音レビュー記事はこちら
コーチング部門|The Past(ザパスト)

The Pastは発音矯正を通じてネイティブにも通用するリスニング&スピーキング力を習得したい社会人におすすめの英語コーチングスクールです。
入学金 | 27,500円 |
スタッフ | トレーニング講師(VERSANT満点のフィリピン人) 日本人コーチ |
レッスン形式 | オンライン |
コース内容・料金 | 【リスニング特化コース】 対象:初級〜中級者 受講期間:3ヶ月 料金:270,600円 他 |
そんなThe Pastの特徴は以下の3点です。
- 外国人講師×日本人コーチによる両軸サポート
- ネイティブ並みの発音やリズムを体得できる独自メソッド
- オンライン完結でお手頃な料金体系
>>The Pastの口コミ&評判や管理人の体験レビューはこちら
外国人講師×日本人コーチによる両軸サポート
The Past最大の特徴は、質の高い外国人講師と日本人コーチが連携して、受講生一人ひとりにとって最適な学習環境を提供してくれることです。
The Pastでは、「何(What)を教えるか」よりも「誰(Who)が、どのように(How)教えるか」が重要だという理念のもと、教育者の質の担保には徹底的にこだわっています。
- 英会話レッスン(週3回)
- VERSANT満点のフィリピン人講師との1回50分×計36回のマンツーマンレッスン
- コーチング(月2回)
- 日本人コーチが、英会話レッスンや自習の進捗状況を踏まえた今後の学習計画を提案
- VERSANT試験(月1回)
- 定期的に英語レベルを定量的に測ることで、成長過程を可視化
特にThe Pastに所属するフィリピン人講師は、フィリピンのオンライン英語業界で最も高い給与水準でオファーを受けたVERSANT満点を保有する一流人材のみで構成されています。
さらに、高い専門性を有した日本人コーチが具体的な学習相談や課題添削、日々のモチベーション維持まで手厚いサポートを提供してくれるため、短期間で最大の成果を上げられるという訳です。
>> 日本人がフィリピン人講師から英語を学ぶメリットはこちら
ネイティブ並みの発音やリズムを体得できる独自メソッド
優秀な講師陣が提供する学習プログラムの中でも特に人気なのが独自の発音矯正メソッドです。
VERSANT対策プログラムの担当講師には、フィリピンの有名語学学校で教育長やコース開発者などを務めた発音の専門家が在籍しており、感覚的ではなく体系立てた知識や理論に基づく指導をしてくれます。
単なる発音矯正にとどまらず、「ネイティブの音声にどれほど近いか」を追求した英語の持つ音のリズムやアクセント、イントネーションまで網羅したメソッドになっているため、たった3ヶ月でも劇的な変化を実感できるでしょう。
さらに、フィリピン人講師の指導に基づくトレーニング音声を経験豊富な日本コーチが添削しますが、12週間のプログラム期間中にフィードバックされる文字数は平均1,000文字を超えています。
この上質なインプットとアウトプットの学習サイクルを繰り返せる環境が、The Pastの発音矯正メソッドが持つ圧倒的な学習効果の高さの理由です。
オンライン完結でお手頃な料金体系
質の高いサービスを業界最安値の水準で受けられるのもThe Pastの大きな魅力の一つです。
他社が提供している類似のVERSANT対策サービスは50〜60万円が平均相場ですが、The Pastの受講料は税込275,000円と半額程度に収まっています。
他社比較で圧倒的に安い料金でサービスを提供できる理由は、完全オンライン型のサポート体制。
サービスの質は担保しつつ、オンライン完結にすることで教室などの固定費を可能な限り削減することで、業界でもトップクラスの低価格を実現しているのです。
忙しい社会人がリスニング学習を継続するためのコツ

忙しい社会人が勉強を継続させるために押さえておくべきコツは以下の通りです。
- 英語リスニング学習を習慣化する
- スキマ時間を有効活用する
- 達成可能な中間目標を設定する
それぞれ詳しく解説していきます。
英語リスニング学習を習慣化する
英語の勉強を長続きさせる最大のコツは、「習慣」の力を利用して英語学習を自分の意志を介さずに自動操縦させてしまうことです。
行動の習慣化と聞くと難しく感じるかもしれませんが、寝起きにコーヒーを飲んだり、自宅から最寄り駅まで同じ道順で通勤するなど、日々の生活の何気ない行動の大半が習慣化された行動です。
英語学習を起伏の激しいモチベーションに依存するのではなく、英語学習を無意識のうちに当たり前に行動する1つのイベントに組み込んでしまうことで、無理なく英語の勉強を継続できるようになるはずです。

英語学習を習慣化させる方法は色々とありますが、以下の例を参考にして自分に合ったやり方を試してみてください。
- 1回あたりの学習負荷を小さくする
- 英語を学び直して間もないうちは10〜15分など短い時間でOK
- 毎日同じ時間帯に勉強する
- 早朝6時〜7時や夜21時〜22時など自分の生活リズムに合った時間帯を選ぶ
- 既に習慣化された行動とリンクさせる
- 起床後コーヒーを飲みながら英語音源を聞く、通勤電車で単語の復習をする等
一方で、個人差や習慣化する行動内容にもよって異なりますが、人間が新しい習慣を形成するには2ヶ月程度を要するという研究もあります。
やや逆説的ですが、英語学習を習慣化するまでの期間は、ある程度モチベーションに頼らざるを得ない局面も出てきます。
まずは最初の2ヶ月間を乗り越えることを目指しましょう。ビジネス英会話を習得できれば社会人人生が変わることを約束します。
>>英語が話せると人生が変わる?社会人が英語を学び直すべき5つの理由はこちら
スキマ時間を有効活用する
まとまった勉強時間を確保しにくいい社会人が勉強をコツコツ続けるためには、スキマ時間の積極的な活用が不可欠です。
一見すると多忙で余裕がない1日のスケジュールの中にも、通勤時間や昼休憩時間など、英語学習に活用できるスキマ時間は潜んでいます。
スキマ時間を活用した勉強は、シャドーイングのような声を出せる環境で机に向かって集中して取り組む学習法には不向きですが、英単語学習や英語音源の精聴など声を出さずに短時間で取り組める学習法と相性が良いです。
週末にまとめて10時間勉強するやり方に比べて、1日1時間のペースで1週間コツコツ勉強を継続する方が学習効果は圧倒的に高くなります。

1日1時間の勉強も「日中に15分のスキマ時間学習×2回分、出社前or帰宅後に30分の英語学習×1回分」のような計画であれば継続できるはず!
>>スキマ時間を有効活用できるおすすめ英語勉強法8選はこちら
達成可能な中間目標を設定する
英語学習が習慣化されるまでのモチベーション維持のために、明確かつ達成可能な中間目標を設定してみましょう。
英語は学び直し始める時期は学習負荷が特に大きく、初めのうちは英会話スキルが伸びている感覚も得にくいため、途中で挫折してしまうリスクが大きい期間です。
この一番つらい時期を乗り越えるために、小さな目標を設定して達成感を得ることで今後の学習意欲を高めるアプローチは非常に効果的です。

この中間目標は明確で具体的である方が望ましいため、なるべく数値化できる学習目標を設定してください。
- 1分間で読める英単語数
- 1分間で発話できる単語数
- TOEICなど英語試験スコア(模試でもOK)
このとき、必ず達成可能なレベルの目標を設定するようにしてください。
例えば、TOEICスコア500点の人が2ヶ月後に900点を取得する目標を掲げてしまうと、到底達成できず学習意欲も下がってしまいます。
現状の英語レベルや1日あたりの学習時間など人によって異なりますが、TOEICを中間目標として活用する場合、1ヶ月後に現状スコア+50点前後を一つの目安にするとよいでしょう。
>>短期間でTOEICリスニング目標を達成できるおすすめ勉強法はこちら
【社会人向け】英語リスニング学習に関するQ&A
- Q社会人になってからでも英語のリスニング力は伸びますか?
- A
はい、十分に伸びます。本記事で紹介した学習法を正しいやり方で継続できれば、社会人でも「英語書き聞き取れる」ことを実感できるはずです。大人の方が自己管理能力がある分、効率的に学べるメリットもあります。
- Q何ヶ月くらいでリスニング力の変化を感じられますか?
- A
リスニングは一朝一夕で習得できる英会話スキルではありませんが、毎日継続できれば、早ければ1〜3ヶ月ほどで「聞き取れる音が増えた」実感が出てきます。特に正しいやり方でシャドーイングに取り組むと効果が出やすいでしょう。
- Q1日にどれくらい英語を聞けばリスニングは伸びますか?
- A
最低15〜30分、可能であれば1時間程度はリスニング学習の時間を確保できると良いです。ただし、時間よりも「どれだけ集中して聞いたか」の質が重要です。自分の英語が聞き取れない原因を踏まえたおすすめ学習法を正しいやり方で取り組んでください。
まとめ
本記事では、英語リスニング力が伸びない6つの原因とおすすめの勉強法を紹介しました。
一言で英語が聞きとれないと言っても、その原因は人によって様々です。戦略もなく闇雲に英語を聞き続けるだけでは、いつまで経ってもリスニング力は上達しません。
本記事を参考にして、まずは自分がなぜ英語を聞きとれないのか、その原因を正しく把握するところから始めてみましょう。
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